歩兵・砲兵・工兵・憲兵配布記念
6月10日は歩兵・砲兵・工兵・憲兵のモデル配布記念日ということで5周年?のお祝い?テキスト小話です。勢いだけで書いているので支離滅裂で短いです。
状況的には4人を陸さんが家に招待して祝うというような感じです。
めでたい日
陸「今日はよく来てくれたな」
普通「いえ、こちらこそお招きありがとうございます」
特科「料理まで用意していただいて」
施設「かえって恐縮してしまいます」
陸「今日はお前たちのめでたい日だ。祝わせてくれ」
普通・特科・施設「ありがとうございます!!」
陸「あとひとり、警務については後程来るので、先にはじめよう」
普通「わかりました。しかしこの4人だけ、というのは久しぶりでしょうか」
陸「『歩騎砲工』か」
特科「いにしえの生粋の兵科の集合ですね」
普通「それこそ陸士や陸大もはじめは『歩騎砲工』だけだったとか…」
施設「俺たちの時は輜重兵科がもうあったけど…でも新しかったかもな」
陸「うむ。輜重兵将校は輜重兵科が出来る前は『歩騎砲工』からの転科で賄っていたからな。陸大の場合も、輜重兵将校の場合、出身が騎兵科であれば受験資格はあった。まぁその後、制限はなくなったが」
特科「そういう意味でも俺たちは生粋中の生粋、言うなればエリート中のエリートというわけだ」
普通「どうだろうな。エリート中のエリートは突き詰めれば俺と陸さんだぞ」
施設「陸大に行ったからか?俺だって帝大生だぞ。陸大に劣らぬエリートだぜ」
普通「まぁその点はそうかもしれんが、いやいや歩兵と騎兵は軍旗があるからなぁ」
特科・施設「くっ…そこか…!」
普通「こればかりは…ねぇ?陸さん」
特科「キー!そもそも砲兵にも授けられるはずだったのにぃぃ!」
施設「俺も混ぜてぇぇぇ」
陸「いやー…俺にもどうすることもできんのでな…」
普通「砲、わきまえろ」
特科「ぐぬぬ…」
陸「まぁ確かに、砲兵は歩兵に次ぐ大きな兵科となったしな。気持ちはわからんでもない」
特科「ですよね!ほんと歩兵は…、もう今日は歩兵と言いますが、昔っから俺様で、態度がでかくて、地球は俺を中心に回ってると思っている自己中で、どうしょうもない頑固おやじで…」
普通「地球とは言わんが軍隊は歩兵が主兵だからな。そこは譲れん」
特科「すぐそれだ。ほんっと10キロ離れてボコボコにしてやりてぇ…」
普通「そんな距離あっという間に詰めてやるわ」
特科「うるせぇ!詰め寄る隙すら与えねーっつーの!ボッコボコに耕してやる」
普通「どうだか。明後日の方向に撃つだけだろ?」
特科「あんだとぉ?!」
施設「はじまったー…」
陸「まったく。歩砲協同が戦闘の基本だというのに」
普通「あ。『歩砲の協同は歩兵をしてその目的を達せしむるを主眼とす』ですよね」
施設「結局お前~w」
特科「ほんとそういうとこだぞ!よし、表に出て10キロ離れろ!」
陸「はぁ…」
施設「ほっときましょう。これでも陸士前までは同期で部屋も一緒だったんですから」
普通「お前は昔からくそ生意気な態度で、不真面目で」
特科「なんだとぉ!?俺はお前と違って麗しいから周りを騒がしてしまうんだよ!」
普通「ハッ!お前ごときで騒ぐ奴らがどうかしてる」
特科「なっ!このアイドルと同室という恩恵に預かりながらっ~~~!!」
陸「工…、肉の焼き加減はどうだ?」
施設「うまいです…!超絶うまいです!」
〇 ● 〇
ピンポーン
〇 ● 〇
陸「おっ。警務が来たかな。ちょっと見てくる」
施設「はい」
〇 ● 〇
ここで警務が遅れて登場
〇 ● 〇
施設「よー警務。ちょっとあの2人がうるさくてすまんな」
警務「いえ」
陸「まぁ仲がいいということなんだろうが…」
施設「でも今日はお祝いですしねえ。警務も来たので俺がガツンと言いますよ」
普通「全く!アイドルだかなんだか知らんが、そういうことを利用してラクしようなどとけしからん!」
特科「はぁ~!?ありのままの俺が麗しすぎるから特別扱いを受けてしまうという運命なんだよ。まぁ君にはわからんだろうがね。ふっ、元祖少年さわぎをなめんなよ」
施設「おい!2人ともやめろ!元祖を上回る伝説が来たぞ!」
警務「(やめてほしい…)」
〇 ● 〇
こうして火に油を注ぎ遊んでしまう施設であったが、言うなればこれらは茶番レベルの毎度のコミュニケーションのひとつである。
〇 ● 〇
陸「ゴホン。話は戻るが…、今日はめでたい日だ」
普通「はい…冒頭に戻ってしまいますが…、本当にありがとうございます」
特科・施設・警務「ありがとうございます」
陸「改めてになるが、お前たちが来てくれたことに心から感謝している」
普通「そんな…俺たちは陸さんあってこそですから」
特科「そうです。俺たちの生きる道です」
施設「はい。お傍で働かせてください」
警務「(コクリ)」
陸「ありがとう。陸自のこともよろしくな」
普通「もちろんです」
特科「そこはバシッと支えます」
施設「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため!」
警務「(コクリ)」
陸「頼もしい。よし今日は存分に食べて飲んでくれ」
普通「ありがとうございます。そういえば…今日は1佐殿はいないんですね」
陸「ああ、仕事だ」
特科「じゃあもう好き放題!」
施設「ヒャッフー!」
普通「陸さん、夜通し語りましょう!」
こうしてこれら面々は翌日にかけて大いに記念日を満喫することになる。
そして翌日、仕事から帰って来た1佐と、風呂あがりを全裸でうろつく特科が鉢合わせるのはお約束☆