ハロウィンイベント 2023 - その3-
続きです!!▼▼▼
決勝戦のルール
特科「いや~正直、予選までのボリュームが結構あったのに、まだ決勝もあんのかよっていう感じだな」
機甲「それ、ちょっとメタっぽいっすね」
空自「まぁまぁ皆さん、お疲れの所もあるかと思いますが、老け込まずにまだまだ頑張っていきましょー!!」
一同「あ?」
海自「空自!一言多いっ!」
陸自「で……では、私の方から、決勝戦のルールを説明させていただきます。決勝戦は予選とは全く違う戦い方となります。簡単に言いますと、早く料理を3品作ったチームが優勝です!」
一同「ほー」
陸自「この3品は、陸自・海自・空自、それぞれがホームページ上で公開しているレシピの中から作っていただきます。すでに私たちの方で、ある程度料理を絞り込んでおりまして、そのレシピをひとつずつ無記入の封筒に入れました。3チームの皆様には、この中からいずれかの封筒を選び、中に入っているレシピを見て調理をしていただきます」
普通「つまり、くじ引きの様にレシピを選ぶわけだな?」
陸自「そうです。何を作るかは、封筒を選んで、中のレシピを見るまでは、わかりません」
普通「むむむ……(陸さんのくじ運……)」
陸自「まずはじめの1品目は、3チーム同時に封筒を選んでいただきますが、2品目以降は料理が出来次第、その都度封筒を選ぶ形となります」
特科「簡単なレシピに当たると俄然有利になるな」
機甲「まぁでも、一般向けに公開しているレシピっすから、全体的にそんなに難しくないんじゃないっすか?」
海自「……」
機甲「いずれにしても、海さんの引きがいいっすから、陸さんは大丈夫っすよ」
空自「あの、そこはルールとして、1人1品、選んでいただきたいので、陸さんと海さんの場合は、どちらかに2回選んでもらう形でお願いします!」
普通「陸さん、ここは海さんに2回、お願いしましょう」
陸「ぐっ……」
海「別にお前が2回引いてもいいぞ、どうせお前が作るんだ」
空自「海さん!あくまでもチーム戦なので、協力して作るのが大前提です!ノータッチは失格ですよ!」
陸「えーーー……」
1佐「まぁ他がどうであれ、この勝負は私のチームが勝ちますけどね」
衛生「陸たまには悪いですけど、その可能性は大いにあります」
1佐「小僧もやっとわかってきましたか。この私の偉大さを」
衛生「だって陸たまのチームは海さんがいますし、こっちは需品さんがいるので」
施設「おいヨーチン、俺たちのチームを見くびるんじゃねぇぞ」
飛行「結構いい線、いく気がします」
航空「なんといっても、不安要素がないのが強いよね」
特科「見た目は強そうww」
機甲「割烹着軍団っすからね」
機関「ここでいう不安要素は海さんと1佐だよな」
陸警「間違いなくそうでしょうね」
空自「いやー!3チームともバシバシですね!決勝戦が実に楽しみです!!!」
決勝戦 - 1品目のレシピ!
海自「それでは、まず1品目を決めていただきます。テーブルの上に封筒を置きましたので、各チームどれかひとつ選んでください」
施設「よし、俺がまず行ってくらぁ」
飛行・航空「お願いします」
需品「まず僕が行きましょうか?」
衛生「お願いしまーす」
1佐「ええ、結構ですよ」
陸「海、いけ」
海「(面倒……)」
施設「どれにすっかなぁ~、よし!この封筒だぁ!!ビビッっときた!!」
需品「んーと、これでいいかな」
海「(一番手前のをスッ……)」
空自「ではレシピをオープン!!」
施設「うぉぉぉぉ!【陸自】勝田駐屯地 『地雷ハンバーグ』!!」
特科「おめーの目は封筒が透けて見えんのかよwww」
機甲「クッソおひざ元っすね」
施設「勝田は施設科の職種学校だぜ!!」
飛行「一応おめでとうございます?」
航空「ねーねー飛行、このレシピ面白いよ。ハンバーグの中にうずらの卵とチーズを入れて地雷に見立てるんだって。あとソースはえび茶色w。付け合わせの葉野菜は、混ぜて陸自迷彩柄にって書いてあるよw」
<参考>
【勝田駐屯地「地雷ハンバーグ」レシピ】
https://www.mod.go.jp/gsdf/fan/rikujimeshi/tokusyuu/niku/pdf/ea/katuta.pdf
◇
需品「えっと僕のはー、【陸自】霞目駐屯地『焼肉ひつまぶし』です」
1佐「それは『焼肉』なんですか?『ひつまぶし』なんですか?」
衛生「『ひつまぶしの焼肉バージョン』です。まー肉の方が安価ってことで」
1佐「いささか切なさを感じますねぇ」
需品「でも1度で2度楽しめますから……」
<参考>
【霞目駐屯地「焼肉ひつまぶし」レシピ】
https://www.mod.go.jp/gsdf/fan/rikujimeshi/tokusyuu/sutamina/pdf/kasuminome_hitumabusi.pdf
◇
陸「海、何だった?」
海「スッ……【陸自】八戸駐屯地『うな丼』
」
陸「レシピを見せろ!おおおお……ほぼ温めるだけ!」
機甲「さ…さすが海さんっすね……」
1佐「ちょっと!それ、『うな丼風味の焼肉』じゃないんですか?」
陸「悪いがこちらは、まごうことなき鰻だ」
<参考>
【八戸駐屯地「うな丼」レシピ】
https://www.mod.go.jp/gsdf/fan/rikujimeshi/tokusyuu/don/pdf/hatinohe.pdf
決勝戦スタート!
空自「奇しくも1品目は、3チームとも陸自レシピとなりました!それでは食材も手元に持ってきていただいたので、これから決勝戦をスタートします!それではいいですか?3・2・1……GO!!!」
『嫁姑問題』
☆1品目『地雷ハンバーグ』
飛行「俺、玉ねぎやりますね!」
施設「頼んだぞ」
航空「施設さん、このレシピのキャプションに『 航空は空上げ、海自はカレー、陸自はハンバーグ( ◠‿◠ ) 』って書いてありますけど、陸自ってハンバーグだったんですか?」
施設「そういうことにしとけよ。おら、航空は付け合わせをやっとけ」
航空「わかりました。でも陸自迷彩風にできるかなぁ。空自迷彩になったりして」
施設「色wwそれに、空自はデジタルだろwwわざわざ四角に刻むのかよwおら、適当に混ぜりゃ陸自迷彩になっから」
『宝の持ち腐れ』
☆1品目『焼肉ひつまぶし』
衛生「1佐さん、ご飯炊いてくださいよ。イメージ白いんで」
1佐「そんな簡単なことを……」
需品「これ、どの工程も難しくないんです……」
衛生「僕は牛肉に下味をつけて炒めます」
需品「じゃあ僕がだし汁だね」
1佐「まったく。ピッ(←炊飯器のスイッチ。無洗米に水を入れただけ)」
『統幕』
☆1品目『うな丼』
陸「海、まず俺はご飯を炊くから、鰻を半分にカットしておいてくれ」
海「?」
特科「陸さん、お湯を沸かしつつ、手早く洗米か」
海士弟「つまりお湯で早炊きってことですよね」
普通「せっかく簡単なレシピだから、早く終わらせたいところだな」
海士兄「ねーねー。さっきから海さん、包丁を縦にしたり横にしたりしてんだけど、あれ何やってんのかなぁ?」
海自「ちょうどいい幅を図っているとか?」
機関「なるほど。完璧な1/2を目指しているのか」
陸警「理系らしさが出ていますね」
陸「よし。ピッ(←炊飯器のスイッチ)」
海「おい陸、半分とは縦に切るのか?横に切るのか?」
海士兄・海自・機関・陸警「ズコッ」
陸「お前がいつも食っている方向で切れ」
海「俺はいつも、うな丼よりも、うな重の方を……」
陸「こっち!(サクッ)」
海自「あ。見かねて陸さんが切った」
陸「次にこれをオーブンで軽く焼いて、タレは料理酒を入れて加熱と……。ご飯の炊きあがりまで20分弱か」
海「フー……」
陸「お前がひと仕事終えたみたいな顔すんな」
◇
『嫁姑問題』
手際よく材料を混ぜ、形を整え、焼く工程にはいる。
施設「よ~し!地雷も仕込んだことだし、焼くぜ~!」
飛行「じゃあ俺はソースを作ります」
航空「俺はソースの味見をするね」
『統幕』
陸「よし、飯が炊けた。よそって、鰻を乗せて、海、タレをかけろ」
海「どの位だ?」
陸「1人前18グラム弱」
海「スー」
陸「出来たぞ」
普通「おお!陸さんが1番だ!」
空自「『統幕』チーム!早くも1品目を作り終えました~~!!」
陸「まぁ作ったというより、温めたに近いがな……」
普通「立派な料理です」
空自「それでは、『統幕』チーム!2品目にまいりましょう!次のレシピを選んでください!」
陸「海、いけ」
海「また俺か。スッ……【空自】『浜松基地空自空上げ』」
空自「おお!!浜松基地へ、いらっしゃーい!!!」
空挺「空自くん、その場所はもともと、陸軍のものだよ」
空自「あ。そうでしたね!」
空挺「俺にとって、すごく思い出深い場所なんだ。主に爆撃に関して教育を行う、陸軍飛行学校があったんだけど、挺進部隊もそこから生まれたんだよ」
空自「Oh, I see.浜松基地は今でも教育の中心地ですよ。それに航空自衛隊発祥の地です。そう考えると俺と空挺さんって縁がありますね☆」
空挺「そうだね」
飛行「(あああ……会話に加わりたい!!)」
特科「要は陸軍時代のなごりがある、ってことですよね?陸さん」
陸「なるほど、『三ケ日みかんジュース』を使うのか、面白いな」
特科「聞いてない!!」
普通「陸さんは料理に集中しているんだ」
空自「『三ケ日みかん』は浜松の名産ですからね、ご当地調味料ということで使っています!」
陸「ふむ、海、みかんジュースを持ってこい。……こら、座るな。俺は肉を切っておくから」
海「人使いが荒いな……。おい、海自。三ケ日みかんジュースとやらはどこにある」
海自「えっ?あーえっと、この辺に……」
海「持ってこい」
海自「(人使い荒……)は……はい」
陸「鶏肉の味付けは基本塩か、それにおろし玉ねぎとおろしにんにく、みかんジュースを合わせて……、おい!みかんジュース!」
海「ん」
陸「よし、これに肉を漬け込むと」
海「では俺はしばらく休憩するぞ。コーヒーでも……」
陸「待て待て」
海「それ、2~3時間漬け込むんだろ?そう書いてあるぞ」
陸「そんなに待っていられるか、時短で染み込ませるんだ」
海「そうか、頑張れ(他力本願)」
<参考>
【浜松基地「浜松基地空自空上げ」レシピ】
https://www.mod.go.jp/asdf/special/karaage/center/hamamatsu.html
『宝の持ち腐れ』
1佐「ご飯が炊けましたよ」
衛生「炊きあがったご飯に、炒めた肉を半分混ぜて、丼に盛り付ける……と」
1佐「小僧。レシピに書いてある手順3の、『3 残りの肉を3の上にトッピングする。』って矛盾していませんか?」
衛生「なにこれ永遠ループ……?」
1佐「まぁ『3』と『2』を間違えたんでしょうけど」
衛生「分かりますよ!ボケに乗っかっただけです!」
需品「あとは、ささっとトッピングして……、出来ました!」
空自「おお!『宝の持ち腐れ』チームも1品目を完成させました!!まだまだ勝負はわかりません!」
衛生「次は僕がレシピを選びますね!これにする!スッ……。えーっと、【空自】宮古島分屯基地『みゃーくのずみっ!空上げ』
?」
空自「宮古島にいらっしゃーーい!!宮古島分屯基地は日本最南端、最西端のレーダーサイトですよ!」
需品「この『みゃーくのずみっ!』って何?」
空自「『みゃーく』が宮古島のことで、『ずみっ!』が最高!っていう意味だそうです」
1佐「空上げにしては、使う材料が多いですね」
空自「こちらは3種類のご当地調味料を使っています」
衛生「宮古みそ、黒糖、シークァーサー果汁だね」
空自「はい、それで2種類のソースを作っていただいて、空上げにかけてあげてください!」
需品「では空上げは僕が揚げましょうか?」
1佐「そこまで、どうしても揚げたいというのならば、いいでしょう」
需品「どうしてもというわけでは……」
衛生「いいから!需品さんお願いします!!」
<参考>
【宮古島分屯基地「みゃーくのずみっ!空上げ」】
https://www.mod.go.jp/asdf/special/karaage/south/miyakojima.html
『嫁姑問題』
施設「よーし、そろそろハンバーグが焼けるぞ~」
航空「付け合わせの野菜は、レシピに『皿の奥にこんもりと、演習場の草木をイメージして盛り』って書いてある。陸自の人には分かりやすいんだろうね、この表現」
飛行「このレシピ、所々ユーモアがあるよな。『箸をマニュピレーターにして地雷を探知(・・?』だって」
施設「ほら乗せっぞ」
飛行「はい、ではソースをかけますね」
航空「空自~出来たよ~!」
空自「お~!『嫁姑問題』も1品目を完成させました!おいしそうなハンバーグですね~!前の2チームを追う『嫁姑問題』!次の2品目は何になるんでしょうか!それでは選んでください!」
航空「じゃあ俺いっちゃおうかな」
施設・飛行「いいぞー」
航空「スッ……これっ!えっ……【海自】鹿屋航空基地隊『えびマヨ』……」
機関「あー……。これあいつが引いちゃいけないやつじゃないか……?」
特科「えびマヨ嫌いなのか?」
陸警「いえ、そういうことじゃないんです」
普通「鹿屋航空基地は鹿児島だよな」
特科「ん……(察し)」
機関「さっき浜松基地は陸軍の……と言っていたが、鹿屋航空基地はもともと海軍航空隊の基地だ。上海渡洋爆撃や真珠湾攻撃の作戦が練られたことでも有名なんだが、最終的には特攻基地として、日本で最も多くの特攻隊員が出撃している」
飛行「航空、レシピもらうぞ」
航空「あ、うん……」
飛行「施設さん、俺えび処理します」
施設「了解。俺は野菜切って、メレンゲでも作っかな」
空自「なぁ海自、鹿屋航空基地といえば、今はP-1で哨戒を行う部隊がいるよね」
海自「うん、そう」
空自「あと米軍の無人偵察機『MQ9』を1年間、展開することでも騒がれていたっけ」
海自「ああ、そうだ。まぁ無人偵察機『MQ9』は、沖縄の嘉手納基地へ移転だけど」
機関「つまり、あそこは今も海自の最前線基地として頑張っているんだよな」
海自「はい、そうです」
航空「ごめん、飛行、今どこまでいった?」
飛行「次は、手順5番だな。頼めるか?」
航空「もちろん」
『統幕』
陸「よし、揚げるか。って海、お前ほんとにコーヒーを飲んでいるのか」
海「暇なのでな」
陸「もうお前が揚げろ!」
海「俺に出来ると思うか?(ドヤ)」
陸「……(ジュー)←揚げはじめた」
『宝の持ち腐れ』
衛生「あ、陸たま、空上げをもう揚げてるー」
需品「漬け込み時間を短くする工夫をしたのかな」
1佐「需品、あなたはレシピ通り、2時間待つなんてことはしないでしょうね」
需品「もちろんです。もう少ししたら揚げようと思います」
衛生「1佐さんこそアボカドソース、まだできないんですか?」
1佐「もう少しお待ちなさい。アボカドを潰そうとすると、つるんとどっかに飛んで行ってしまうんですよ」
『統幕』
陸「よし、揚がったぞ。あとは盛り付けて……出来た!」
普通「おお。ついに陸さんが2品目も完成させたぞ」
機甲「陸さんにとって、どちらもやさしいレシピだったっすね」
陸自「でも次は、り…陸将補ご自身がレシピを引かなければいけないんですよね……」
空自「『統幕』チーム!ついに2品目も完成させました!!ところで……、今の空上げですが、海さん手伝いました?」
海「ジュースを渡した」
空自「海さんダメですよ!もう少し手伝ってくださいよ!『イエローカード』です!」
海「あ?」
空自「陸さんもダメですよ。もっと海さんにやらせてください。次の3品目はちゃんと海さんもやらないと失格になりますよ!」
陸「むむ……」
空自「はい!では陸さん!3品目のレシピを選んでください!」
陸「俺が選ぶのか……」
普通「陸さんなら大丈夫です!」
機甲「思い切っていくっす~!」
陸「ではこれにしよう……スッ……」
海「何だ」
陸「えー……、あっ……【海自】特務艇はしだて『フレジエ~Frasier~』……orz」
海自「あーっ……!一番めんどくさいやつ行った~」
陸自「そんなに大変なのか?」
海自「写真とレシピを見てみろよ、ほらこれ」
陸自「わ~ハート型でかわいいケーキ~☆」
海自「女子かよ。……って、スカートの裾を下にひっぱらんでよろしい」
陸自「お前が肉食系の目で見るから……」
海自「ばか」
陸自「冗談だよ。それにしても、このケーキ、もう高級な店に売ってるやつじゃん」
海自「まじでそう。はしだては迎賓艇とも言われる位だから、そこの給養員は海自の中でも別格なんだ。まさに選ばれし者なのさ」
陸自「お前、そのレシピを持ってくるとか、ちょっとひどいだろ……」
空自「さぁ!『統幕』チーム!それではこのケーキを、協力して作ってください!!」
機甲「地獄っすね」
普通「神も仏もないのか……」
陸「……俺も……コーヒー飲もうかな……(遠い目)」
海「ん」
陸「なんでお前の残りを寄こすんだよ」
海「冷めて美味くない」
陸「はーーー……あの悪夢のオペラを思い出す……。ゴク……ほんとに冷めてるな……」
海「で?どうするんだ」
陸「作るしかないだろう……。しかし、はしだてのレシピには、ほとほと参る……」
海「国内外の賓客をもてなすんだ、一流でなければならん」
陸「分かってはいるが、またお前とケーキを作らねばならんと思うと頭が痛い……」
海「俺は前回ので、いささか経験は積んだぞ」
<参考>
【特務艇はしだて「フレジエ~Frasier~」】
https://www.mod.go.jp/msdf/kanmeshi/menu/sw/023/index.html
『宝の持ち腐れ』
衛生「なんか、陸たまが落ち込んでいますね」
1佐「よほど大変なレシピにでも、当たったんじゃないですか?いよいよ反撃の時です」
需品「空上げができました~!あとはソースをかけるだけです!お願いします」
衛生「はーい。ささーっと」
1佐「(トロリン)こんな感じですかね」
需品「完成~!」
空自「おお!!ついに『宝の持ち腐れ』チームも2品目完了!『統幕』チームに並びました!!」
特科「あーあ…今、陸さんの戦意がダダ下っているからなぁ……」
普通「せめて海さんと変わって、陸さんを手伝ってさしあげたい」
機甲「普通さんが、おしゃれなケーキを作れるわけないじゃないっすか」
1佐「最後に逆転して勝利ですか、シナリオ通りですね」
空自「では1佐さん!最後のレシピを選んでください!」
1佐「勝利のTicketをいただきましょう、スッ」
衛生「何でした?」
1佐「こちらです。【海自】第1輸送隊『入港ぜんざい』」
海自「引き強えぇぇぇ!!」
機関「ここで、海軍時代から受け継がれている、伝統料理を引くとは流石だな」
海士兄「『入港ぜんざい』は、母港に帰港する前日に振る舞ってくれるんだよね~」
海士弟「帰港の無事と長期航海の労いの意味が込められているからね」
海自「1佐持ってるな…」
陸自「り…陸将補もある意味持っているんだ!むしろ感謝しろ!はしだてのレシピを紹介してくださっているんだ!」
海自「確かに、陸さんしか選んでくれなかったかも……」
陸自「そういうご体質なんだ」
海自「でもさ、お前だってあのケーキがかわいいって言っただろ?」
陸自「うん、かわいい☆」
海自「無い胸押さえんな」
陸自「だから女子を見るような目で見るから……」
海自「そのスカートにそんな威力ねぇわwww」
陸自「冗談だけどよ。とすると、この勝負『宝の持ち腐れ』チームが有利か?」
海自「レシピ的には手順が少ないから、1佐でもなんとかなりそうだけど、小豆を煮るのに時間がかかるから、その辺がどうかな」
陸自「ふむ。なるほど」
需品「このレシピは全部、1佐さんにお任せしたい位、海軍さんだね」
衛生「じゃあ、1佐さん、お任せしちゃいま~すぅ☆」
陸「おい、衛生」
衛生「あら陸たま。まさか敗北宣言ですか……?」
陸「そこは……そんな気はしているが、いや、そうではない、1佐に全てを任すな」
衛生「えっ……陸たまが1佐さんにやさしい……」
陸「コソコソ…1佐はふり幅が大きいのだ。何をしでかすかわからない。このキッチンスタジオから無事に帰りたければ、お前たちも手伝ってあげてくれ」
衛生「そっち」
1佐「陸さん。お気遣いありがとうございます。私はどちらでも結構ですが、いずれにしましても、最後に『私たち自身への労いと祝勝の意味も込めて』、皆さんに『入港ぜんざい』をふるまって差し上げたいと思います」
海自「めちゃめちゃ勝つ気でいる……」
海自勢「1佐だから……」
衛生「では、僕と需品さんで『ぜんざい』を作りますから、1佐さんは『白玉だんご』をお願いします。ほら、1佐さん白いですし」
1佐「小僧はそんなに小豆と戯れたいのですか。いいでしょう。では私が極上の白玉だんごを用意しましょう」
<参考>
【第1輸送隊「入港ぜんざい」】
https://www.mod.go.jp/msdf/kanmeshi/menu/sw/024/index.html
『嫁姑問題』
施設「よーし、揚げたえびがソースと絡まったぞ~」
飛行「あとは盛るだけですね」
施設「よいせっと。完成だ!!」
飛行「空自!こっちも2品目完成したよ!!」
空自「おおお!!『嫁姑問題』チームもついに最終レシピまできましたね!まだまだこのチームにも逆転のチャンスがありますよ!!」
飛行「よし、最後のレシピは俺が選ぶそ……、スッ」
航空「飛行、何?」
施設「発表してくれ」
飛行「えーっと、【陸自】座間駐屯地『3匹のこぶた』」
空挺「あらかわいい」
機甲「海自のデザート沼から逃れたっすね」
海士兄「なんかさ、座間って聞くと今は米軍のイメージだよねー」
海士弟「うんうん、キャンプ座間ね」
施設「おい!陸自も一部同居してるぞ。施設群がいるんだぜ」
特科「つーかよ、あそこは元々、市ヶ谷から移転した陸軍士官学校の場所じゃねーか。終戦後、米軍に持っていかれちまったけどよ」
普通「『相武台』(昭和天皇が付けた呼称)か……。懐かしい」
特科「今更どうこう言ってもしょうがねーけど……。とりあえず、そこの3匹の豚、頑張れよ」
施設「『こぶた』だ!『こぶた兄弟』だ!」
飛行・航空「(嫌そうな顔)」
機甲「だいぶ年の離れた兄貴っすね」
飛行「ゴホン!施設さん、レシピを見ると3種類の調理法で豚ヒレ肉を調理するみたいです」
施設「ほほう。つーことは、1人1種類、担当すれば早く終わるな」
航空「俺は1番簡単なのにしてくださいね」
施設「よし!そうしたら、俺はカツで、飛行がピカタ、航空が焼いてタレを付けるやつにすっか」
飛行・航空「はい」
<参考>
【座間駐屯地「3匹のこぶた」】
https://www.mod.go.jp/gsdf/fan/menu/ea/pdf/zama.pdf
『統幕』
陸「さて、覚悟を決めるか……。イエローカードが出てしまったし、そもそも海自のレシピなんだから、お前が頑張れよ」
海「善処はする」
陸「まずはじめに、『ジェノワーズ』を作るぞ。要はスポンジケーキだな」
海「ふむ」
陸「前準備として、粉類はふるっておくとある」
海「奮っておく……、つまり鼓舞しておくのか」
陸「お前、全然覚えていないな。粉を元気にしてどうすんだ。ふるいにかけ、きめを細かくして混ざりやすくするって前にも言っただろ」
海「不必要な情報は忘れるようにしている」
陸「お前のいささかの経験とは……。まぁいい、とにかくこうやって、粉をきめ細かくしてくれ」
海「こうやって?まだよくわからん、もう少し続けてみろ」
陸「だから、粉ふるいを左右に揺らして、下のボウルに粉を落とすんだ」
海「続けて」
陸「こうやってポンポンポンとすると……ほら粉がきれいになっただろ?……ってお前そう言って、俺に全部やらせるつもりだろ」
海「今頭の中でやり方を反芻しているから、それが終わるまでやってくれ」
陸「(あーー…やっぱりポンコツ……)」
陸勢「陸さん……」
海勢「陸さんすみません……」
普通「あれはさすがに……手強すぎる……」
機甲「予想以上にヤバいっすね……」
特科「おい、海自の人たちよ。あやまるんだったら、責任もってどうにかしろよ。このままだとうちの大将が心労でぶっ倒れる」
機関「すまんが、無理」
陸警「申し訳ないですけど、無理です」
海士兄・海士弟「無理でーす」
海自「無茶ぶりです」
特科「はーー…役に立たねぇなぁ……しょうがねぇ、俺たち『ミニスカ☆シスターズ』で鼓舞するか?」
機甲「俺たち?」
陸自「えっ/////」
普通「ばかやろう!!陸さんに汚いものを見せるな!!」
結局、海は粉ふるいを2回たたいて終わる。
そのほかの前準備は陸がすます。
陸「ではさっそく手順1だ。海、卵と砂糖をすり混ぜてくれ」
海「すり混ぜる?……とはどういうことだ。よくわからんからやってみてくれ」
陸「こうやって、泡立て器をボウルの底に付けたまま混ぜるんだ。ほらやってみろ」
海「(ぐ~るぐ~る)やったぞ」
陸「またそれか……。だから、それだとすべてが同じ状態で2回、まわっただけだろ。混ざってない」
海「そうか、それは残念だったな」
陸「残念だから何なんだよ。もう貸せ!」
その後、手順2まで陸がやる。
陸「これを型に入れて、20分焼く……と。おい、型を取ってくれ」
海「型?なんのことだ」
陸「こういう(手で作るハートポーズ)形の銀色の型だ」
特科「なんか陸さんが映えてる」
機甲「陸さんそのままこっち向いてくださいっす~」
陸「ん?」
陸自「ファンサ……!(カシャカシャカシャ)」
海「これか?別に手で形を作らんでも、ハートの形と言えばいいだろ」
陸「ぐっ……//」
『統幕』チーム、20分の焼きに入る。
『宝の持ち腐れ』
需品「1佐さん。『ぜんざい』なんですが、圧力鍋がないので、まだちょっと時間がかかります」
1佐「そうですか。私の方は順調に白玉団子が出来ていますが、そうですね……ではもう少し手を加えますかね……」
需品・衛生「?」
『嫁姑問題』
施設「よーし、俺はカツが揚がったぜ」
飛行「俺も出来ています。あと付け合わせも用意しておきました」
航空「俺も多分出来たんですけど、こういう感じで大丈夫ですか?」
施設「おー、出来てる出来てる。よし、この3つを合わせて盛り付けたら完成だぞ!」
飛行「おお!」
航空「あれ?これ1番になっちゃうんじゃない!?」
空自「おおっとぉ!!海自の時間がかかるデザートを回避したおかげて、3匹のこぶたちゃんたちがラストスパートに入りました!!」
そして盛り付けも完了☆
施設「よし、せ~の……」
施設・飛行・航空「出来たー!!」
特科「だから仲良しwww」
機関「いや~いいチームワークだった」
空挺「おめでと~!」
空自「ついに!『嫁姑問題』チームが1番に完走しましたー!!!!おめでとうございます!!」
機甲「やっぱり焼くだけだから早かったっすね」
陸自「海自のデザートレシピが、足を引っ張っていませんからね」
海自「俺は悪くねぇ!」
海士兄・海士弟「おめでとうございま~す」
需品「あー、やっぱり小豆を煮るのに、時間がかかっちゃったなぁ~」
衛生「そうですね~」
1佐「圧力鍋があれば勝てたものを……。海自!不備!!!」
海自「ひぃ!!」
陸「ふー、勝負ついたな。さすがにこのレシピは時間がかかるから、しかたない」
海「(正直どうでもいい)」
空自「ということで、『ハロウィン料理競技会 2023』は『3匹のこぶた』チームが優勝しました~~!!」
特科「ちょっと待てwチーム名が変わってるじゃねぇかwww」
空自「もう……あそこのチームには『嫁姑問題』はないんですよ……」
一同「だれうま」
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はい!っということで、今回のハロウィン小話は……
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1佐「ちょっとお待ちなさい。『入港ぜんざい』がもうすぐできます」
空自「おお!陸さんたちの方はどうです?」
陸「こっちはまだかかる」
空自「では『宝の持ち腐れ』チームが2番手フィニッシュですかね」
陸「それでかまわない。ひとまず、これまで出来た料理は、みんなで食べてくれ」
普通「しかし……それでは……」
陸「いや、その方が気が楽だ」
海「まだ続けるのか……」
陸「材料がもったいないだろ」
空自「ではお言葉に甘えて、実食会を兼ねたハロウィンパーティをしますか!」
戦い終えて……
陸警「航空やったな、一時はどうなるかと思ったぞ」
航空「え?あーー…あはは」
空自「えびマヨうまーい」
飛行「お前、顔にマヨネーズソースが付いてるぞ」
衛生「僕たちの『空上げ』と『焼肉ひつまぶし』も出しましょうよ」
1佐「あなたたち、持っていきなさい」
陸「戦車、俺たちのも持っていってくれ」
機甲「了解っす!」
機関「そういえば、予選の料理もまだ残っているぞ」
海自「それこそ、使われなかった食材も残っていたりします」
特科「なら需品、適当になんか作れよ」
需品「まぁいいけど、1佐さん大丈夫かな」
1佐「フ……私がどれだけ『入港ぜんざい』と付き合ってきたと思っているんですか」
需品「は…はあ……」
1佐「それにもう『ぜんざい』は、ほとんどできているようなので、盛り付けるだけですよ」
需品「わかりました。ではお任せします」
普通「陸さん、大丈夫ですか?俺に手伝えることありませんか?」
陸「ん?あー、もうチームは関係ないのか……。では今から『ムスリーヌクリーム』を作りたいんだが」
普通「むす…むすり?」
陸「うん、まずはバターをポマート状にしたいんだ」
普通「あの……ポマート状とは……」
陸「柔らかいクリーム状だ」
普通「柔らかさの強さは、どの位なのでしょうか?」
陸「えっとな……、こういう感じで混ぜて……この位だな」
普通「へー…それがポマート状というのですね」
陸「そうだ。次は砂糖と卵黄をすり混ぜたい」
普通「あの……すり混ぜるとはどう混ぜるんですか……?」
陸「………。えっとな、泡立て器をボウルの底に付けたまま混ぜるんだ。こうやって卵黄に砂糖をすり込むように……」
普通「へーーー」
海「全然役に立ってないな」
機甲「ちょっと!普通さん!!何邪魔してるんすか!!」
普通「いや……陸さんを手伝おうとしたのだが……」
特科「おめーに繊細な洋菓子が作れるわけねーじゃねーかwww」
陸自「はしだてのレシピは一流ホテル並みらしいですよ……」
施設「普通、おめーは黙って待ってろってwほら、爆弾ハンバーグの爆弾を食え」
普通「むぐっ」
特科「おら行くぞ」
普通「ひ…引っ張るなっ!俺はお手伝いを!!」
陸「普通、まぁこっちはなんとかなるから、ゆっくり食べていていいぞ」
普通「えっ……そうですか……面目ないです……orz」
機甲「陸さん!お邪魔したっす!何かご用命がありましたら、この機甲まで!」
陸自「お…俺もいまーす……なんて(小声)」
海「うるさい一行だ。全く普通も役に立たない」
陸「お前がいうな」
戦い終えて……
1佐「皆様、『入港ぜんざい』ができました」
一同「おおーー」
1佐「日本の海に生きるものの伝統料理です。ご賞味あれ。海自!持っていきなさい」
海自「は、はいー」
海士兄・海士弟「僕たちも手伝いまーす」
機関「砂糖は昔、高級品だったからな。そういう意味でも『入港ぜんざい』特別だ」
航空「俺としては懐かしいです」
施設「よ~し、いただくぜー!おっ美味い」
衛生「『ぜんざい』は需品さんと僕が作りましたから」
1佐「おい小僧」
海士弟「でも白玉もモチモチしてておいしい」
海士兄「普通においしい……まさか……1佐の腕前があがっている!?」
陸自「うん、ほんとに美味しい☆」
海自「内股で女子っぽく食うなww」
空自「白玉うま~☆……ん??」
飛行「どうした空自」
空自「いや、なんか……ひとつだけ色が違う大きい白玉が下の方に」
航空「ん?そうなの?……ヒッ!!」
機甲「え?なんすか……ヒッ!!」
特科「どうしたんだよ……ヒッ!!」
空自「『ぜんざい』に……あいつがいるぅぅ!!!!」
一同「ヒィィィィ!!」
衛生「1佐さん!!どういうことですか!!」
1佐「どうもこうも、ハロウィンの演出ですよ。それぞれひとつだけカブランタン風の白玉を入れてあげたんですよ」
一同「(余計なお世話……!!)」
機甲「なんで毎回顔がコレなんすか!!……ケホ」
1佐「私は古代ケルトの文化を尊重しているんです(キリッ)」
特科「どこがだよ!!それを食わせるのはおかしくねぇか!?…コホッ」
1佐「まぁ確かに、私ナイズされているのは否めません」
普通「アレンジが悪質すぎる……ゴホ」
施設「無駄なところで器用なんだよなぁ……ケホッ」
空挺「白玉ランタン……デカイ……ケホ」
機関「今、目が合ったっ…生きてる!グフッ」
陸警「箸に触れている…どうしよう!ケホ」
海士兄「よく見ないで……食べちゃったぁぁぁ……」
海士弟「おにーちゃん!!煽り団子で僕のをあげる!!」
航空「どーする俺!!」
飛行「航空!食え!元の素材は一緒だ!そして俺からのプレゼントだ!」
空自「ジャァ~ック!!!!グフッ」
陸自「ゴホゴホッ!!あいつが喉にひっかかったっ!!」
海自「陸自!!!生きろぉぉぉ!!!」
衛生「ああああ……僕は何という事に加担してしまったんだろう…」
需品「ええええええ」
◇
海「陸、なにやら向こうが騒がしいぞ」
陸「ん?何か言ったか?今、苺をセルクルのまわりに並べるので忙しいんだ」
海「だが、陸自が大変なことになってるぞ」
陸「えっ!?」
陸自「ケホーーーーーー!!」
陸「な…何がおきている!?」
警務「陸さん……(かくかくしかじか)」
陸「1佐ーーーーーー!!!」
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はい!
今度こそ、ここで終わりになりま~す!!
今回は全体的にグダグダといいますか、会話があっち行ったりこっち行ったりと、チームごとに話が飛んでしまったので、わかりにくく、見づらい所もあったかと思います汗。ふんわり楽しんでいただければ幸いです。
ちなみに陸さんのチームは作り終わっていませんが、陸さんならばきっと最後まで作ってくれることでしょう!!
