コンカフェハロウィン


皆勤賞中のハロウィン!今年もやりまぁす!!
所々下品なので、耐性をもってご覧ください!

また人数が多いので、支離滅裂な所や誤字脱字があるかと思いますがご容赦ください。
それではスタート!▼▼▼

お出迎え

衛生「おかえりなさいませ、ご主人様ぁ

飛行「うわぁあ!!///
航空「わ~かわいいメイドさんがいるぅ~」

衛生「遠いところお疲れ様です さぁ上がって上がって」

飛行「えっあっ…は…はい///」
航空「なになに~今日のハロウィンは衛生さんがサービスしてくれちゃうの~?」

衛生「黙れタラシ。触るなタラシ。早く行け

1佐「小僧。あなたこそ、その猫なで声といかがわしい服で、来る客来る客迎えるのはいかがなものですかね」
衛生「むさくるしい中で僕は可憐な花を咲かせているんです

1佐「なーにが可憐な花ですか。まぁ『すずらん』でも毒がありますけどね」
衛生「そんな…僕が『すずらん』だなんて…。純粋で純潔ってことですね!それにしあわせの花ですから。もー1佐さんが僕のことをそんな風に思ってくれていたなんて…」

1佐「思ってませんよ」
衛生「じゃぁ今からでも遅くないので思ってくださいね」

陸「おい、二人とも。みんな揃ったぞ。そろそろ戻ってこい」

1佐「陸さん、この小僧ときたら…」
衛生「はぁ~い!今行きますご主人様ぁ



パーティはじまるよ!

陸自「皆様、本日はお忙しい中お集まりいただき誠にありがとうございます。またこの場を提供してくださったりりり…陸将補と1佐さんには改めてお礼申し上げます」
海自「なぜか恒例行事となりましたが、今年は陸自、空自、そして私海自が本パーティの企画をさせていただきました。ぜひ楽しいひと時を過ごしていただければ幸いです」
空自「それでは!Let's start Halloween party!

1佐「あの」
空自「何でしょう?」

1佐「挨拶は結構ですが、あなた達のその恰好は何なんです?およそ堅苦しい挨拶とはほど遠く、視界に入れるのも苦痛なんですが」
施設「メタリックなパンツとブーツにド派手な羽、ブラジルのサンバカーニバルか何かか?」

空自「これはですね。世界的に有名なウエストハリウッドのハロウィンカーニバルに居そうな人をイメージした衣装です!」
1佐「ウエストハリウッド?ドラァグクイーンにでもなったつもりですか?全く、若干怪しい化粧をしていかがわしく感じるのはそういうことですか」

※ウエストハリウッドは日本で言う新宿二丁目系のメッカ

空自「いやー陸自と海自がどうしてもって…」
陸自・海自「言ってねぇ!!!

普通「陸自…」
陸自「ちちち…違いますって!!!」

陸警「若…」
海自「ごごご…誤解しないでください!!!」

陸警「お似合いですよ(ニコッ)
海自「えー……」

航空「じゃあ、衛生さんのメイド姿もそのカーニバルに居そうなっていう?」
衛生「これは今回のハロウィンはコンカフェっぽくって聞いていたから着てみたんですー」

飛行「コンカフェ?」
衛生「コンセプトカフェのことだよ。特定のテーマを決めてそのテーマを押し出したサービスをするの」

航空「衛生さんのはメイドカフェ?」
衛生「男の娘カフェだよ」

施設「紛らわしいなw」
機関「しかしなんだかコンセプトがバラバラじゃないか?サンバにメイドなど…」
1佐「まぁある意味小僧のもウエストハリウッド系とも言えますがね」

輸送「ねーねー、さっきから特科さんが下向いてふるふるしてるんだけど…」
機甲「そういえば珍しく静かっすね」

施設「おい…砲」
特科「貴様らーーーー!!!俺にも着せろ!!!!!

普通「あほか」
1佐「ドラァグクイーンでもやるつもりですか」
特科「望むところよ」
機関「まさがそれが今回のコンセプトなのか?」

空自「あ、いえ。衣装はあくまでもおまけでして、今回のメインは『料理』なんですよ!!」
一同「料理?」

航空「コンセプトとどう繋がるの?」
空自「いい質問です!今回ご用意させていただいたのは、皆様をコンセプトにした料理なんです!

一同「おーーー

衛生「それでコンカフェかー」
海自「そうです。料理内容の提案は私達3人で行いましたが、実際の調理は特別に我が海上自衛隊の給養員を動員いたしましたー!!」

一同「おーーー!!

1佐「あなたいつの間に。なるほど、今回食事は用意しなくてもいいと言っていたのはそういうことですか」
陸「これはありがたいし楽しみだな」

施設「つまり俺達がコンセプトなんだな?それなら衣装も合わせれば…、いや制服や軍服着てもなぁ…」
空自「そうなんですよ。対外的にはいいかもしれませんが、内々ですから。陸自と海自が切望したこの衣装を着ているんですよ」

陸自・海自「だから望んでねぇ!!



お給仕役

海自「料理は他の場所で作らせたものをすべてこちらに運んでおりますので、あとはお出しするだけという形になっております」
衛生「それでは給仕役として2人の方にお手伝いをお願いしまぁす!」

施設「給仕?料理を運ぶだけだろ?」
海士兄「上官に料理を出すみたいな感じ??」

衛生「違う違う。男の娘カフェのメイドさんってことで」
機甲「いつから男の娘カフェになったんすか…」

衛生「メイド服を2着用意していますのでー」
特科「しょうがねぇなぁ俺がむさくるしい中に大輪を咲かせてやるか」
普通「お前が着ても十分むさくるしいわ」

衛生「陸たまぁ
陸「なんだ」

衛生「こちら前に置かせていただきますね☆」
陸「ん?(ヒラッ)」

普通「おい!!流れるように陸さんの前にメイド服を置くな!!着てしまうだろ!!
陸「はっ…!思わず手に取ってしまった…」
海「お前はまた黒歴史を増やすつもりか…」

普通「陸さん。これは預からせていただきます」
特科「じゃあ普通、俺によこせ」
衛生「えーー…」

機関「まぁ他の奴らが着るよりマシだろ…」
特科「あら機関、サービスしてやっからな」

衛生「じゃあもう1枚はー…警務君おねがーい」
警務「無理」

衛生「も~綺麗どころで揃えようと思ったのに~!」
施設「むしろあいつがOKを出すと思っている所がすげーな」

衛生「じゃあくじ引きにします。陸たま引いてください☆
普通「当たってしまうだろ!!

衛生「チッ」
空自「それなら。衛生さんが後ろを向いて投げて、キャッチした人が着るっていうのはどうですか?」

海士弟「ブーケトスみたい」
普通「衛生、意図的に陸さんに向かって投げるなよ。投げたら俺が取るからな

一同「オエエエエエエエ

衛生「もう!わかりました!誰に当たっても文句言わないでくださいね!」
空自「最悪、どうしても嫌というならば、陸自が今穿いているぬくもりティパンツと交換でもOKです!」

一同「オエエエエエエエ
陸自「ちょぉぉぉぉーー!!(涙目)

衛生「もうほんとに適当に投げちゃいますからね!」
空自「お願いします!」

衛生「いくよ!せ~の!!」

ぴゅ~~~ん 
パサァ… 

陸警「え…」
飛行「ウソだろ…」

航空「あれ?俺?

施設「そう来たか…」
機関「でも確かに、甘いマスクだから似合わんこともないかもしれんな…」

航空「機関さん、俺の事をそんな目で…」
機関「違うわ!」

特科「なんだ機関、推しを変えんのかぁ?」
機関「なんでお前を推してる前提になってんだ…」

衛生「ちぇータラシかぁ。まぁたまには逆の立場になってみるのもいいかもしれないね」
航空「本当に着るんですか?衛生さんのお友達に着てもらった方が…」

輸送「この場合の友達って、男の娘カフェがコンセプトだから男になるんじゃないの?」
航空「違います違います!!普段お付き合いされている麗しい女性の皆さんという…」

衛生「うるせぇ。四の五の言わずに着ろ
航空「えぇー……」

陸警「着るの手伝ってやろうか?」
航空「真顔で言うなよ。ほんとに着んの?」

空挺「着るしかないんじゃない?」
飛行「まぁ…なんていうか観念しろよ…」



給仕のご挨拶

陸自「それでは、これからコンセプト料理をお出ししたいと思います」
海自「今回は、一部ハロウィン仕様でご用意しております」
空自「給仕の皆様もご用意が出来たということでよろしくお願いします」

衛生「はぁい!頑張ってご主人様にお給仕しまぁす!よろしくニャンニャン
一同「お…おう(慣れてやがる…)」

特科「はぁい。女神頑張りまーす!胸元、ガーター、パンティにお金挟んでもいいからなー
一同「ばかやろう!!

航空「は…はぁい。新人でーす。先輩給仕とJoinup出来るようにがんばりまーす

飛行「編隊組むんかい」
機関「なかなか初々しくていいぞ」
陸警「機関さん、航空ですよ?」

海士弟「そうやって男の娘カフェにはまっていくんですねー…」
機関「ち…違う!!」

海士兄「でもなんだろう、一番まともな人に見えるという不思議…」
一同「(確かに…)」



ウェルカムドリンク

空自「ではまずはウェルカムドリンクです!」
陸自「こちらは普通さん、もとい歩兵さんの緋色をイメージしたもので、『血液ドリンク』になります」

陸「歩兵の緋色は血の色だからな」
機甲「そうっすね」

普通「では何か動物の血でも使ったのか?」
1佐「やめてくださいよ。そうですね、BloodyMaryといった所でしょうか?」
海自「ご名答です!」

1佐「まぁうちの給養員ですからね。安心していますよ」

陸「これなら海。またドラキュラの恰好でもすればよかったな」
海「フン。お前こそ、ナース服を着るか?輸血するだろ」

衛生「陸たまー、そんなにナースをご所望ならお手持ちのを着てくださってもいいんですよ?」
陸「いや、結構だ。手持ちといっても以前のが残っているというだけであって…」

衛生「そうですかぁ。じゃあやっぱりメイドに挑戦します?あの勘違い女神から剝いできますけど」
普通「衛生。陸さんに着せようとするな。剥いできたら俺が着るぞ

衛生「もーほんとにそれは求めてないのにー!」



ソーセージ祭り

海自「次はオードブルということで、各種ソーセージをご…ご用意いたしました」
1佐「海自、なんで少し腰が引けているんですか」

海自「いや…それはですね」
空自「では前失礼しまぁ~す!まずはこちら!海さん、1佐さんをイメージした『大鑑巨砲ソーセージ』並びに魚肉風味の『魚雷ソーセージ』になりま~す!」

施設「さりげなく下ネタ感が漂うな…」
普通「工…お前はなんていう事を…」
機甲「やめてくださいっす…食欲がなくなるじゃないっすか…」

海「ジロ
1佐「ほーう
海自「冷ややかな視線やめてくださいよぉ」

空自「次にこちらは特科さんもとい砲兵さんをイメージした、『砲兵ソーセージ盛り合わせ』になりまぁす!」
特科「ちょっと待て。あっちのソーセージとでかさが違うじゃねぇか」

陸自「それは…大砲の大きさが違うからしょうがないじゃないですか」
特科「俺の大砲が小さいっつーのか?拝んでから言いやがれ

施設「スカートをまくるな!w」
陸自「特科さん!そういう事じゃなくて、それぞれ『野砲』『山砲』『重砲』『野重』『高射』という感じで味を変えてくださっているんですよお」

特科「なんだ。俺の大砲だけど俺の大砲の話じゃねぇのか」
衛生「もー下品!今日は男の娘のメイドなんですからもっと落ち着いてください!」

特科「ああ!?俺は男の中の男の娘のメイドだ」
輸送「それどういうこと…」



攻め過ぎた料理

陸自「で、ではオードブル2品目に行きますか!」
空自「運びまーす!」
海自「給仕の皆様もこちらの料理を…」

衛生「えっ…これって…」
航空「生のお肉ですね」
特科「これは…。空自ちょっと待っ…!

空自「はいっ!!こちらは陸さんをイメージした逸品!『馬刺しオードブル になりまーす!」

陸「ピキ
陸勢「ヒィィィィ!!

空自「やっぱり陸さんといえば馬。可愛すぎて食べちゃいたいっていう…」
普通「ばかやろう!!ほんとに食わす奴があるか!!!
輸送「騎兵に馬肉を勧めるなんて…」

陸自・海自・空自「え…」

陸「ズゴゴ…」
陸「ズゴゴゴ………
陸「ズゴゴゴゴ………
陸「ズゴゴゴゴゴゴゴ…

陸自・海自・空自「ヒィィィィ!!!!

海「…これは殴る一歩手前だな

海自・空自「ヒィアアアアアア!!!すみませんすみませんすみませんすみません!!
陸自「おおお…お願いします!!!!

海「陸、自衛隊を潰すつもりか」
1佐「力加減によってはなくなるかもしれませんね…」

陸自・海自・空自「ヒゥゥゥゥゥゥゥ…

陸「なら代わりにお前を殴る
海「なんでだよ、俺ならいいのか」

陸「いい
海「…(ギロ)」

陸自・海自・空自「ビクゥ…!!

空自「あ!じゃあ!俺が陸自をシメておきますから!!!」
陸自「えっ!お前が馬刺しにノリノリ…あ、いえ!!シメられます!!!」
海自「シメさせてください!!!

海自・空自「最悪国防は俺達でどうにかしますから!!!
陸勢「オイ!!

普通「陸さん、あいつらも悪気があったわけでは…」

陸「…そうだな。少し冷静さを欠いたようだ」
海「とんだとばっちりだ」

海自・空自「(セーーーーーーーフ?)」
陸自「(ちょっと殴られてみたかった…)」

普通「お前ら、気を付けろ」
陸自・海自・空自「はっ…はい!!すみませんでした!!!

陸「うむ。今度から牛刺しにしてくれ
海「牛には薄情だな」



汁物

海自「そ…それでは次!スープを出しましょうか!」
陸自「そ…そうだな。ではあの給仕の皆様…こちらをお願いします」

衛生「わーすごい色だね」
航空「機関さんの色だ」
空自「こちらは『パープルハロウィンスープ』。機関さんをイメージしたコンセプト料理になります!」

機甲「ハロウィン感が戻ってきたっすね」
機関「いい色だろ。特科みんなに配ってくれ」

特科「はーい。こちら『おっさん汁』でーす」
一同「オエエエエエ

施設「こんな急にまずそうになる!?」
陸警「『おっさん』『汁』という掛け合わせに胸やけが…」

1佐「豆鉄砲いい加減になさい。これは紫芋ですよね?」
海自「ご名答です!」

施設「あ。急にうまそうになった」
飛行「(単純…)」

海士兄「1佐ってほんと知識はあるのに腕がないんだなー」
海士弟「おにーちゃん!」
1佐「そこ。何か言いましたか?」

海士兄・海士弟「何でもないでーす」



体に優しいアグレッサー

陸自「では次のをお持ちしましょうか」
空自「はい。次にお出しするのは、わたくし空自が飛行さんと航空さんを思っておよそ3分かけて練ったコンセプト料理です!」

一同「(時間短か…)」

海自「こちらは大皿でダイナミックに仕上げてもらいました!」
空自「名付けて『体に優しいアグレッサー』!ご覧あれ!!」

一同「…」
衛生「キモ

空自「え~ちゃんと見てくださいよ!仰向けのドクロにコブラの生き血(食紅)を滴らせ、大きく開けた口の中にはこれでもかと空上げを押し込んだ見事な逸品ですよ!」

一同「…」

特科「どう見てもからあげ食いすぎて喉詰まらせて、そのまま白骨化したドクロだろ」
普通「しかし、それにしてはからあげがジューシーすぎないか?」
陸警「整合性はいらないかと…」

航空「空自の気持ちはすごくありがたいよ…ねぇ飛行」
飛行「あ…ああ…心は嬉しいと言いたがっている…」

空自「そんなに喜んでもらえて嬉しいです。じゃあこれに少し手を加えて特別にハロウィン仕様にしますね!陸自、そこのミミズとピンセットとって」
陸自「お、おう」

空自「このミミズ(ゼリー)を目から出るようにして、空上げの上にも這わせましょうかね。残ったミミズはドクロの周りに敷きましょう!はい!完成~!!」

衛生「キンモ
特科「長い間放置されたドラマが見える…」
普通「しかしやはりからあげがジューシー」
機関「どんだけ腐らないんだ…」
施設「供養に新しい空上げを供えているんじゃねーか?」
輸送「どういう宗教…」

機甲「でもそれでどこが体に優しいんすか…?」
空自「この空上げはですね、化学調味料を一切使わず、代わりに酒粕と塩麴に漬け込んで仕上げた『小松基地空上げ』なんですよ!」

航空「おお…なるほど…。空自なりにすごく…考えてはくれたんだね…」
飛行「う…うん…あり…がとう」

空自「練りに練りましたから!
一同「(3分…)」

陸「しかし空自。お前は虫があまり得意ではないと思っていたが、これは大丈夫なんだな」
空自「大丈夫です。だってこれはゼr…」

陸「これだけのミミズ、ドロ抜きは大変だっただろう」
施設「ミミズはドロ臭いですからねぇ…」

空自「え…」
普通「空自。俺は昔これと似たようなものを見た事があるぞ。白骨化してないなくて、色々湧いているのもな。まぁいずれもからあげはなかったが」

空自「ウプ…。いえっあ…あの…これはゼリーなんですううう!」



リアルにまーアレ

海自「じゃあ次!次は…」
特科「おっ、これにしようぜ、みんないい感じに気持ち悪くなっている所だかんな」

陸自「いや…でもそれだと…」
特科「はーい ご主人様ぁ お次はこの料理で~~~す!

陸自「こ…こちらは機甲さんをコンセプトにした料理です」
衛生「うわっ…なにこれ…腕?」

陸自「はい!料理名は『戦車に踏みつぶされた肉片』です!」
機関「またえぐいの用意したな…」

海自「挽肉で形を成形しまして…」
陸警「なまじ料理の腕がいいので、リアルですね…」

海士弟「ハロウィンっぽいといえばハロウィンっぽいけど…気持ち悪さに追い打ちが…」
海士兄「こういう肉片は色々と思い出すなー
海自「え」

戦車「そうっすね。俺も昔リアルにまーアレなんで。この料理は空想じゃないって事っすね

陸自・海自・空自「ウアアアアゥウウウ…




飲み物

機関「しかしこう、さっきから見た目がきついものが続いているから、なにかすっきりしたものはないのか?」
陸自「あります!究極にクリアなものがあります!こちらです!『水』!!」

一同「は?」

陸自「こちらは、輸送さんもとい今回は需品さんと呼ばせていただきますが…需品さんをコンセプトとした…」
需品「もしかしてそれ…『浄水セット、逆浸透2型』で浄水した水?」

陸自「ご名答!!」
需品「料理じゃないじゃーん!」

陸自「いやいや、水も大事ですよ!今回のパーティの飲料水はすべてこちらの水で賄います!」
一同「えー…」

陸自「しかも今回はハロウィンということで浄水前は特に汚れた水をご用意しました!こちらになります!」
一同「オエエエエエ

陸自「しかしこの汚れた水が水道水以上のレベルにまで浄化されるんですからすごいですよねぇ」



むっきりんこドリンク

1佐「あの、他に飲み物はないんですか?シャンパn…」
陸自「あ、あります!こちら『プロテイン入りアサイースムージー』です!」
空自「空挺さんコンセプトで通称『むっきりんこドリンク』です!」

空挺「プロテインは駐屯地の売店でもいっぱい売っているからねえ」

1佐「…」

陸警「おしゃれな感じにはなっているけど」
海士兄「1佐のこれじゃない感w」

空自「みんなでむっきむきになっちゃいましょう!」
陸自「なっちゃいましょう。な、海自」
海自「つまむな」

陸「1佐もなるか?」
1佐「私は必要ありませんよ。いつもベストな体型を保っておりますので」

陸「う」
海「…なんだ」

陸「いやなんでもない」
海「…」



地雷

施設「なーあとどんくらいあんだ?いい加減腹減ってきたぞー」
海自「あと5つです!では施設さんをコンセプトにした料理を出しますね」

特科「ご主人様~これよ~
施設「おー!なんかでっけーのが出てきたな。これは『ラザニア』?」

空自「そうです!こちらは『地雷入りラザニア』です」

一同「地雷…」

空自「ラザニアの層の中におよそラザニアには合わない地雷食材が所々入っていますので、それに当たってしまった方は、口の中で爆発してしまうドキドキ料理です」

海士弟「撤去の道がない…」
1佐「なんか嫌な料理ですね」
海士兄「せっかく美味しそうなラザニアなのにー!」
機関「地雷に当たりたくねぇなあ…」

陸「しかし、地雷『食材』か」
普通「そうなんですよ。『食材』なんですよね」
特科「つまりはじめから食える前提のもの」
空挺「それは地雷なの?」
施設「むしろ新しいグルメの発見…

海勢「(こいつら…訓練されてやがる…)」



王道のアレ

衛生「次はいよいよ僕のを紹介しますね!はい!『オムライスー』
特科「コンセプト何」

衛生「コンカフェはオムライスが鉄板ですから」
1佐「本来の小僧とは関係ないじゃないですか」

海自「衛生さんのたっての希望で…」
1佐「あの小僧は何を考えているんですか」
陸「普段ストレスが溜まっているのだろう…、好きなようにやらせてやってくれ」

衛生「では、メイドの僕達が、ご主人様のオムライスにケチャップでお絵描きしまぁす」

特科「まじか、描いてやろう描いてやろう」
航空「えっ俺もやるんですか?」

特科「工、おめーには“下僕”と」
施設「なんでだよ!!しかも字がうめーな!!」
機甲「無駄に緻密なんすよね…」

●〇

航空「じゃあ飛行、描いてあげるよ。何がいい?」
飛行「急に言われてもなぁ…」

航空「ならおまかせって事で、零戦描いてあげるねー」
飛行「待て!それなら隼っ…!」

航空「残念。もう描いちゃった」
飛行「…………。空挺どう思う?」
空挺「モブ?

航空「違うよ、零戦だよ。赤だから赤城のマーキングにしてみたんだけど…」
空挺「ふーん。じゃあ、俺はパラシュートね」

航空「感想薄いっ…!もーわかりましたよご主人様ー」

●〇

特科「普通は“ほ”でいいか。それとも“ふ”?あ、これでいいや“老けてる”
普通「あ!お前!…だから無駄に達筆やめい」

機甲「さっきから特科さんの主観でしかも文字…」
特科「機甲はどうしてやっかな~」

機甲「“陸の王者”
特科「“だまれチビ”と…」

機甲「書いて返答しないでくださいっす!」

特科「次はえ~っと~“お前誰”
輸送「も~輸送だよ!需品でもいいけど!」

特科「そして俺様はもちろん“女神”

●〇

陸警「なぁ航空、俺に描いてよ」
航空「何がいいですかー?ご主人様ー」

陸警「“クロスレイM25装甲車”
航空「ええ…難し…」

陸警「主人に逆らうの?
航空「うわー…、わかったよ。描いてみるけどしっ…」

陸警「失敗は許さない」
航空「もーやだこのご主人様ー」

機関「陸警、あまり難しい注文をしてやるな」
航空「ですよねぇ。じゃあ機関さんは錨マークとかでいいですか?」

機関「俺は“艦本式タービン”で頼む」
航空「余計に難しいですよ!」

海士兄「航空メイドさん。僕は“長門”で」
海士弟「僕は“陸奥”でお願いします」
航空「描き分けろと!?」

空挺「なんか海軍さんは絵心を求められるね…」
飛行「航空のは俺が“タラシ”って書いといてやろう…」

衛生「陸ご主人たま!出来ました~!!」
1佐「小僧、陸さんひとりに随分時間がかかりましたね」

衛生「それは一番大切なご主人たまですから。はいどうぞ」
陸「ありがとう。すごいな」

1佐「ハートの中に『陸』。しかも反転文字!」
衛生「字が潰れないようにするのが大変で…。手ががちがちです」

1佐「何に労力を使っているんだか」
衛生「ってことで、1佐さんは『白』とかでいいですか。海さんは『イケメン』かな」

1佐「雑ですねぇ…」
衛生「手が疲れたんですぅ」

陸「では俺が代わりに描いてやろう」
衛生「陸たま、ついにメイドに目覚めたんですね!」

陸「そういうわけではない」
衛生「いいんです。僕のホワイトブリム、付けてさしあげますね」

普通「あー!衛生!また陸さんに不埒な事を!
施設「頭だけふりふり…。ジャー戦みたいなちぐはぐさ…」
陸自「あれ?!俺スマホどこやったっけ…?」

陸「それで、1佐は何がいい」
1佐「そうですねえ。上品な感じがいいですね」

陸「そうだな、ではこういうのはどうだ」
1佐「あら。素敵ですね、これは?」

陸「“ distingué ”、フランス語で上品、気品があるという意味だ」
海「翻訳しただけじゃないか」

1佐「嬉しいですよ。まるで私」
衛生「自分で言いますー?」

陸「で?海は“イケメン”だったか?」
海「好きにしろ」

陸「よし、これでどうだ」
海「“イエメン”じゃねーか」

陸「憲、お前のも書いてやるぞ。何がいい」
普通・施設・輸送・機甲「いーなー

憲「陸さんの好きなもので」
陸「よし。馬”

憲「ありがとうございます」
海自・空自「アアアアゥウウウ…

陸「確かにこれはなかなか手が疲れるな」
1佐「では小僧のは私が書いてあげますね。“小僧”
衛生「あーーー!!

海「陸、その頭、いつまでそうしてるつもりだ」
陸「そうだな。衛生これ返すぞ」

衛生「お似合いでしたのにー」
陸自「まじ…スマホ充電切れてたとかありえね…あーー!もう取られている…orz



あと3つですが

施設「てかよ、いい加減食おうぜ」
海自「そうですね!あと3品ありますが、デザート2品とカレーですので」

特科「カレーもあんのか」
海自「そこはコンセプト的に外せません!!」

空自「ちなみにセーラーブラザーズのコンセプト料理です!」
海士兄・海士弟「やったー!」

1佐「一応温めておきますか?」
海自「そうですね、さらにじっくり煮込む的にも」

普通「カレーに対する熱量がすごいな

陸自「デザートの方はあちらに並べておきますので、適宜欲しい方はお持ちいただければと思います」
海自「ちなみにデザートの2品ですが、1つ目は陸警さん、もとい陸戦さんコンセプトの『陸戦パフェ』です。海を表現した青と白、陸地を表現した緑と茶色を絶秒に組み合わせた目にも涼しいおしゃれな逸品です!」

航空「おしゃれすぎない?」
陸警「若ありがとうございます」

空自「もう1品は警務さんもとい憲兵さんのコンセプトのデザートで、名付けて『憲兵の左目』です!隠れがちな警務さんの左目をえぐり取ったという設定の眼球デザートです」
施設「でもそのデザート全員分あんだろ?憲兵の左目何個あんだよw」

陸「憲を通した憲兵皆の目かもしれんぞ」

一同「ゾワァァァ

海自「そそそ…それでは!!皆様!お待たせいたしました!ぜひ我が給養員達の素晴らしい料理をご堪能くださいませ!



料理とパーティーの様子

▼普通にやったら長くなるので簡単にご紹介。


血まみれドリンク
レッド・アイ味も登場

大鑑巨砲ソーセージ/魚雷ソーセージ
切り分ける時になぜか顔をしかめる一同

砲兵ソーセージ盛り合わせ
『野重』味が一番人気

馬刺しオードブル
事ここに至っては食べない方がかわいそうという陸だったが海が食べた瞬間胸ぐらをつかむ

おっさん汁
なるべく機関を見ないようにいただく

体に優しいアグレッサー
なんとなくミミズゼリーはよけて食べる海勢とそのままがっつく陸勢

戦車に踏みつぶされた肉片
さらに分解されて皆で美味しく食べました


酒が飲みたいのでまだあまり出番なし

むっきりんこドリンク
こっそり1佐のものにプロテインを増量

地雷入りラザニア
海自が「うぇっ!なにこれ…うぇぇ…」となったが、それ以外普通に食ってる(多分陸勢に当たったが特に気にしない)

オムライス
メイドがもっとおいしくなる魔法をかけはじめた

陸戦パフェ
食べる陸警に群がって水機団に勧誘する陸勢

憲兵の左目
食べるのも怖いが、残っているのも監視されているようなので、早い段階で完食

自衛隊ズ
何とも言えないサンバを踊り出す

特科
混ざる



シメのカレー

1佐「みなさん、カレーもありますからね!」
海士兄「そうだそうだぼくたちのコンセプトー!」

海自「今回のカレーはハロウィン仕様ということで、『かぼちゃカレー』ですよ!」
海士弟「わぁあ。そういえばしらせの野菜カレーにもかぼちゃが入っているよね」

海自「給養員が言うには今回は一口大の甘くてホクホクしたかぼちゃがごろごろっと入ったカレーだそうですよ」

一同「おーーーー

機関「それは楽しみだなぁ」
陸警「ですね」

施設「なんだかんだ他のも全部美味かったしな」
機甲「さすがっすよね」
輸送「期待大!」

海自「1佐、もう寸胴ごと運んじゃっていいですか?」
1佐「どうぞ」

海自「じゃあ、いくつかよそいますね」
一同「はーい

海士兄「海自くん、ちょうだい!」
海自「はい、どうぞー」

海士弟「僕も僕も」
海自「いっぱい食べてくださいね」

特科「うまそうだな。お前らも食う?」
陸勢「食うー」

特科「ってことだからじゃんじゃん盛ってくれ」
海自「はいー!」

航空「海自ー俺も欲しいー」
飛行「同じくー」
空挺「更に同じくー」

空自「もうみんなの分よそっていんじゃない?」
海自「そうだな」
陸自「よし、俺も手伝うよ」

海士兄「もぐもぐ。海自君!美味しいよ!」
海士弟「ほんとだ。かぼちゃがホクホクしてる~」

特科「工、魔法をかけてやるよ。『萌え萌え榴弾ドンドンド~ンはい!もっと美味しくなりました~」
施設「う…うめー!うめーよ!!
普通「あほ。でも確かに美味いな」

航空「飛行、『萌え萌え…』
飛行「あ、魔法はいらないです

陸警「航空、俺のにかけてもいいよ」
航空「えー…、お前は目が笑ってるから嫌」

陸自「りりり…陸将補…あの…カレーをどうぞっ…///
陸「ああ…ありがとう」

陸自「いえっ!あの!おかわりもたくさんありますので!!」
陸「わかった」

陸自「(もう少しお話したい…)あっ…あのっ…///
陸「すまんが、海と1佐、警務、衛生にも持ってきてやってくれ」

陸自「あっ…。そ…そうですよね!はいっ…お持ちします…」

海「陸」
1佐「陸さん」
陸「うるさいな」

衛生「陸ご主人たま。僕が魔法をかけて差し上げますから…」
1佐「まーた『萌え萌えお注射…』などとやるんですか?要りませんよ」


陸自「海自ぃ…、4つよそって…」
海自「なんでちょっと涙ぐんでんだよ」

陸自「勇気を…出したんだけど…」
海自「あーもう。あとで聞いてやるから。とりあえず今はカレー持ってけ」

陸自「そうだな…。でも絶対さっきのって…」
海自「それは後でって…ん?

陸自「ん?どうした海自」
海自「あれ…、お玉になんか当たる」

空自「海自~おかわりある?ん?どうしたの?」
海自「いや、なんかお玉に当たるんだよ」

陸自「すくってみたら?」
海自「あぁ…なんだろ…具にしては大きいような…」
空自「海自の給養員さんだからすごい仕掛けだったりして」

海自「う~ん。ヨイッシ…っ!?」

陸自・海自・空自「ぎぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

普通「な…なんだ!?」

海自「ななななな…生首…!!!!」
空自「生首が入ってるぅぅぅ…!!!!」
陸自「いいい…いくらなんでも達悪すぎだろっ…!!!!!お前ん所の給養員!」

1佐「うちの給養員が何ですって?あら。まだそれ原形を留めていたんですか」
陸自・海自・空自「えっ…

1佐「煮込みなおす時に入れておいたんですよ。私お手製の『カブランタン』を。飾ってもよかったんですが、出来立てだったのでカレーに入れてもいいかなーと思いまして」

陸自・海自・空自「(なんで思うん…)」

普通「愚行を…ウプッ…」
特科「相変わらずおぞましい形相…ウプッ…」
施設「砲、魔法であいつを消してくれ…ウプッ…」
輸送「ほんとうにね…ほんとうに美味しかったんだよ…ウプッ…」
機甲「給養員サンに失礼っす!!!…ウプッ…」

航空「あれ急に味覚がおかしい…ウプッ…」
飛行「魔法10回くらいかけてもらえば回避できたのに…ウプッ…」
空挺「俺…大概のものは平気なんだけど…ウプッ…」

海士兄「僕達のコンセプト料理が…ウプッ…」
海士弟「台無し…ウプッ…」

機関「これが奴の力か…ウプッ…」
陸警「聞きしに勝る威力…ウプッ…」

陸・海・警務・衛生・陸自・海自「(危なかった…)」
それ以外「メディッ~ク!!!!

1佐「あれ?みなさんどうしたんですか?カブはカレーに入れても美味しいんですよ?」
衛生「カブはいれてもあいつは入れるな!!!



はい!ということで、今年もカブランタンが連続出場!水戸黄門の印籠並みの安心感が出てきました☆諸々読みづらいところもあったかと思いますが、最後までお付き合いくださりありがとうございました!今年も良いハロウィンを~!!