無人島ハロウィン


ハロウィンネタは皆勤賞かよ!ってことで、今年もやらかしました☆
ただ今回は参加することに意義がある内容の薄さと短さです!(ミリタリー要素は皆無)
また去年の『ハロウィンイベント再び!』ネタを引きずりまくっています。
全体的に描写が雑ですが、それでもよろしければどうぞー!

ご招待

空自「あーやっぱり寒いなあ…」
陸自「そぉ?」

海自「お前はいいよなあ。俺と空自は肩は出てるしタイツだぜ?」
陸自「出てるのはこの白鳥さんと黒鳥さんだろ、股間から」

海自・空自「引っ張るな

海自「てか、上陸したらわかるって1佐が言っていたけど、なんかあるかー?」
陸自「んー」
空自「接岸する場所はあってるの?」

海自「俺が操縦してんだぞ!!1ミリも狂いはねえ!!
陸自「まぁちょっと歩いてみようぜ」

今年のハロウィンは、先輩方が去年頑張った3人を招待する形で開催されることになったよ!例の無人島で…



生首

陸自「おい白鳥と黒鳥。もっと優雅に歩けよ」
空自「日が沈みはじめて寒いんだもーん」

海自「てかそもそも何で去年のコスプレ衣装指定なんだ?」
空自「あ。それは俺が『正装で参ります!』って言ったから」

海自「あぁ?!
空自「でもそう言ったら先輩方も去年の活用してくれるって。よかったね!陸自!」

陸自「空自…俺のカウボーイベストを使ってくれ
空自「やったねー☆

海自「せめて流血騒ぎはやめろよ~。ん?なんかあの辺ぼんやりと灯りがない?」
空自「あーあれ?なんか地面にある?」
陸自「なんだろ」



陸自・海自・空自「ギャーーーーー!

海自「なななな…生首!?
空自「なっ…生首っ…のミイラ!?
陸自「生なの?ミイラなの?

海自「この島実は…古戦場だった的な…
空自「しかも首が3つも転がってるなんて…。陸自もっとよく見てきて」
陸自「ええー…。でもなんかぼんやり光って…」

陸自「ひぃぃぃぃ!
海自・空自「ひぃぃぃぃ!!!!

海自「って何!!何だよ!
陸自「な…名前が…」

空自「名前?」
陸自「名前が…彫ってある…

海自・空自「ひぃぃぃぃ!!!!

空自「なんかの儀式!?」
海自「なにそれ怖えぇぇ」

陸自「ほら…ここに『海自』って…」

海自・空自「ひぃぃぃぃ!!!!

海自「おおお…おま!!冗談やめろって!!!!」
陸自「いや…マジで…」

海自・空自「え…

陸自「こっちは…『空自』、こっちは…『陸自』…っ!」

空自「マジで…?」
陸自「マジで」

空自「誰かが俺達を呪ってる…?」
陸自「うーん…」

海自「待って…。ちょっと待って…、それって…。空自、よく見てこいよ」
空自「えーーーー」

海自「もしかして…去年のアレじゃない…?俺達もらったじゃん…1佐から…」
空自「えっ…まさかその生首がアレだと…?」

陸自「ア…アレって?」

海自「いやさ…去年、お前がぶっ倒れてた時…」
空自「1佐からもらったんだよ…一人一個…呪いのランタンを」

陸自「な…なんだって!?」

海自「でも俺達は忘れたふりをして残してきて…」
空自「アレは持って帰れない…。俺の戦力が落ちてしまう…

海自「俺だって…」
陸自「同士討ちかよ…」

海自「去年より縮んでいるがこれはアレだ…」
空自「一回り濃縮されて呪いが強くなっておる…」

陸自「ひぃぃぃぃ!
海自・空自「ひぃぃぃぃ!!!!

海自「何!!!
空自「帰ろ?もう帰ろ?この島は呪われてる」

陸自「このランタン…額に『Welcome』って彫ってある…」

海自・空自「いやぁぁっぁぁぁああああ

カブランタンにLEDライトを仕込んでいるのでぼんやり光っているよ☆



行くか引き返すか

空自「ねぇ!!全然歓迎されてる気がしないんだけどおおおお!!!
海自「さらし首が風で落ちて朽ち途中って感じだな…。しかもなんという苦悶に満ちた表情…」

陸自「し…しかし!!『Welcome』って」

空自「呪いがWelcomeしちゃうーーー!」
海自「今なら引き返せる…」

陸自「でも…」
海自「俺達は今日…ここには来なかった…」

空自「大丈夫だよ。先輩達は先輩達で楽しくやってるって」
陸自「で…でも…おおお…俺は行くぞ!!!

海自・空自「!!!!

陸自「この先に伝説…サードシーズンが…待っているからだ!!!!」

海自・空自「ばかやろう!!!!

空自「どうせ陸さんは置いときゃ着るんだからいくらでも機会あるだろ!」
海自「出直そう!!!」

陸自「勝利は目の前にある。俺は一人でも行く!



気をつけてね

空自「もう!何かあったら俺が呪うからね!!!」
海自「俺はもう唱え始めている

陸自「大丈夫だって。何かあったら俺がどうにかするから」

空自「あらやだ男前
海自「まぁでも…よくよく考えると1佐の所業だから俺にも多少の責任があるようなないような…」

陸自「まあよ、とりあえず行ってみようぜ」
空自「しょうがないか。暗くなってきたから早く先輩達に合流しよう…」
海自「もしかして…この生首、懐中電灯代わりだったのか?いやいやいや持てねぇ…」


◇◆◇◆◇◆


海士兄「か~いじくん
海自「ん?この声は…」

海士弟「陸自くんと空自くんもよく来たね」

空自「セーラーブラザーズだ!!
陸自「暗いけどあっちから声が…」

海士兄「いらっしゃーい

陸自・海自・空自「ひぃぃぃぃ!!!!

海士兄「なぁにその反応」
海自「いや…構造はわかっているんですけど、暗い中で見るとそのコスプレめちゃ怖いですね」

海士弟「君達が去年用意してくれたんでしょ~。そんなにビビらないでよ~」

陸自・海自・空自「ひぃぃぃぃ!!!!

空自「メイクがより精巧になってません!?」
陸自「血糊もやけにリアル…」

海士兄「それはたくさん見てきたらねぇ」
海士弟「そうだねぇ」
陸自・海自・空自「………」

海士兄「さっ!それはそうと。パーティー会場はこの道を進んだ先にあるから…」
海士弟「ちょっと道は険しいけど…行っておいで…

海自「なんか雰囲気が怖いんですけど…!!」
空自「ブラザーズも行かないんですか?」

海士兄「僕達は別ルートで行くから…
海士弟「じゃあ気をつけてね…



トラップ

空自「ねー…どんどん暗くなってるんだけどー」
陸自「空自ー立ち止まるなー」

空自「それに寒いー」
陸自「じゃあ俺のウエスタンシャツ貸すから…」

海自「先歩いてるぞー。……っ!!!!!!

空自「はー陸自のぬくもりティー」
陸自「ほら海自に追いつくぞ」

空自「あれ…?海自どこ?」
陸自「えっ…」

空自「姿見えないよ?」
陸自「おーい海自ー隠れてんのー?

空自「マジでいない?」
陸自「海自ー!冗談やめろって!

空自「の…呪い…」
陸自「ま…まさかぁ…」

空自「やっぱり引き返す?」
陸自「海自を置いていけないだろ…。おーーい!海自ーーーー!

海自「りっ…りりり…

陸自「!?今、海自の声が…」
空自「し…したけどなんか…うめき声みたいな…」

海自「…りく…じ…下…
空自「下…?」

陸自「あっ!!!
空自「海自!穴ん中で砂まみれになって何やってんの?

海自「見りゃわかるだろ!!落とし穴に落ちたんだよ!!
陸自「大丈夫かー?今引っ張ってやるから…」

海自「黒鳥に手を伸ばすな
陸自「ごめんごめんw」

空自「てかなんでこんなところに落とし穴?あ、あそこに棒があるからそれ使っ…!!!!」

陸自「空自!?
空自「こっ…こっちにも落とし穴があああああ…

陸自「何やってんだよ…大丈夫かー?」
海自「待て!俺を助けろ!!!



施設さんのしわざ

空自「もー…散々な目にあったー」
陸自「白鳥さんがしょぼくれてるぞ」

海自「なぁ…この先、進むの怖えーんだけど…」
空自「まだ落とし穴がある…?」

陸自「あるな。これは…施設さんのトラップだ」
海自・空自「マジかよーーー!!

陸自「慎重に行くぞ…俺から離れるなよ」
海自・空自「だからって鳥の首をつかむのやめーい!



大歓迎

海自「ハァ…ハァ…なんとか落とし穴エリア抜けた?」
陸自「どうかなぁ…」

空自「もーー疲れたー…ん?なんか…視界が…悪く…」
陸自「これは…霧?でも…なんか…ほんのり温かいような…蒸気?

海自「蒸気…っ…まさか!!!機関さん!?
空自「どんどん視界が悪くなるよー!霧の摩周湖ーー!

陸自「海自…空自…いるか?ああ…いたいた…」
海自・空自「だから首

ダァァァン

陸自・海自・空自「!!!!!!

陸自「爆発…?
海自「だ…だよな!?」

ダァァァン

空自「…爆発音が近くなってる…」
海自「やべーじゃん!!!

ダァァァン

空自「近い!近い!早く行かないと!」
海自「逃げろおおお」
陸自「ちょっと待っ…」

ダァァァン

空自「怖えーーー!
海自「バレリーナ姿で死にしたくねぇええ」
陸自「てか…なんか…おかしくねえー!?」

ダァァァン

空自「何が!」
陸自「なんか…誘導されているような…

海自「だからってどこに逃げるっ…うああああ
陸自・空自「うああああああ

 ぴゅ~ん

陸自・海自・空自「熱っ!!!!!!

空自「この落とし穴、熱湯ーーーーー!!!
海自「熱っ!!バレリーナの露出の多さが仇に!」
陸自「俺もタンクトップカウボーイだぞ!!」


◇◆◇◆◇◆


施設「よ~俺達の歓迎は受け取ってもらえたー?
機関「おい!てめぇ達!足元には気を付けろよなぁ?」(←カリブの海賊風味)

陸自・海自・空自「もっと丁寧に歓迎してくださいよおおおおおお

蒸気にシルエットだけを残し消えるケンタウロスと海賊



遠い道のり

その後も宴会会場への道のりは厳しいものであった…

ファラオの洞窟ゾーンで虫事件
給水ポイントにノニジュース
お奉行のしごき




◇◆◇◆◇◆



空自「俺…もう…1ミリも動けない…スッ
海自「目もあかない…スッ

普通「フン、踊り子どもは討ち死にか
陸自「ゼェ…ゼェ…お…俺でも…相当きつかったです……ゼェ…」

普通「かった?お前はまだ終わりじゃないぞ…レンジャー!
陸自「レ…レンジャー!!



そして伝説へ

小一時間後…

普通「今宵の稽古はーぁ↑、あ~このくらいでぇ↑終いにしてやろぉう
陸自「お…お奉行さまぁ…ありがとうございます…スッ

普通「うむ。疲れたであろう。今看護の者が参る…」
陸自「パチ。今…看護と申されましたか?それはつまり丈の短き履物をお召のあの『なあす』なる伝説…

普通「うむ。おっ、ちょうど参ったぞ」
陸自「カッ!!お…お待ち申し上げておりました!!!(土下座)

普通「面をあげて挨拶せよ」
陸自「はっ!ご…ご機嫌麗しゅ…っ!!??」

特科「よっ!お疲れー。どうだこの俺の妖艶なナース姿は
陸自「ドサァ…

普通「白目剥いて顔から倒れたぞ」
特科「そんなに刺激的だったか?」

普通「失望して全気力を喪失したんだろう」
特科「あぁ!?こんなにセクシーなナースを相手になんたること!」

普通「自分でよく言うな」
特科「お前も素直じゃねえなあ、サービスしてやるよ。ホレホレ

普通「おえぇぇぇ。胸やけする」
特科「あんだとぉ!?」

陸「おい。二人とも」

普通「あ、陸さん。いや!歩き回らないでくださいよ!丈が短いんですから!
特科「あれ、もしかして俺より短い?
陸「クリーニングに出したら縮んでしまったんだろうか…?

普通「ひ…ひざ掛け!どこですか!ひとまずこの扇子で…」
陸「あー…いや俺は着替えようかと」

特科「えー脱いじゃうんですかー?ダブルナースいいじゃないですかー」
陸「いや…去年の衣装を、というから義理として3人が来るまで着ておこうと思ったが、この状態ではな…。それにこれだと食事の用意もままならん」

普通「賢明なご判断です
特科「そうですかー。では謹んで代役を…

普通「ばかやろう。お前に代役が務まるわけないだろ。月とスッポンだ。いやスッポンにも失礼だ」
特科「あぁ!?このあふれ出る妖艶さをなぁ」

普通「お前の目は節穴か!陸さんのこのお姿を見ろ!妖艶とはこういうっ…
陸「普通…!いいから…



待機中

1佐「結局あの3人はどうしたんですか?」
衛生「僕と海士くん達でトムソーヤの小屋に運びましたー」

1佐「小僧も担いで運んだんですか?」
衛生「はい」

1佐「その恰好で?」
衛生「そうですけどー?」

航空「女子高生が180近い男を担ぐのって夢がありますね
飛行「どんな夢だよ。覚めろ起きろ」

海「しかし…いつになったらこの会ははじまるんだ?待ちくたびれているんだが」
陸「ドラキュラのくせに握り飯を先に食っといてよく言う」

1佐「あの三人が目覚めたら…と思っていましたが」
施設「食べ物の匂いがすればすぐに起きますよ」

1佐「わかりました…ではピッツァを!大工!ピッツァ窯っ!
施設「えーー…また焼くんですかー…肉焼きましょうよ」

1佐「それもいいですが私特製のピッツァも(圧)
施設「はぁ…」



こうしてピッツァ窯の爆発音で起床した3人も含めて、ハロウィン焼肉パーティーが無人島で開催されたのであった…めでたしめでたし