オークションに備えて2
オークションに備えて1の続きです。
毎度のドタバタ劇☆ここでは他のメンバーも加えて、空自を中心に相談会?を行っています。おわかりだと思いますが、あくまでもギャグで、実際に行われたオークションのような、まともなものはほぼ出てきませんので、あしからず。
出品物のご相談
空自「皆様。本日はご足労頂きありがとうございます。ご承知かと思いますが、先日、中期防衛力整備計画に基づく『収入の確保』の施策の一環として自衛隊の不用物品のオークションを行いました。コロナ禍の中でしたが結果は581万8千円を売り上げ、盛況のうちに終える事ができました。しかし、まだまだ防衛予算が足りません。ですので、今後の開催に備え、皆様にも出品物のご提供をお願いできればと思い、ご相談も兼ねてお集り頂いた次第です」
1佐「長々とした演説ご苦労様です。相談はかまいませんが、わざわざ集まらなくても…。しかも我が家に」
衛生「一応皆さんには検査を受けて頂いて、その結果陰性である事と、また玄関で検温と消毒をしてもらっています」
空自「あと social distance も取って頂きまして」
機甲「微妙にネイティブ」
空自「はい。万全の態勢で本日の会を進めたいと思います」
特科「空自のやる気がみなぎっているな」
施設「戦闘機が欲しいんだろ」
機甲「大臣もそんな事言ってましたね」
空自「では!早速本題に入ります!出品物ですが、すでに陸自からジャー戦のジャーと海自から海パンを、いずれも現在は不用物品と判断してご提供頂きました」
特科「ちょwww待てwww今までの演説との落差がひでぇぞwww」
施設「低レベルすぎる」
普通「そんなもの誰が欲しがるんだ…」
機甲「リユースもリサイクルもお断りっす」
衛生「雑巾ならなんとか…」
機関「食指が一ピコメートルも動かん」
1佐「お金を積まれてもいりません」
陸自・海自「(この反応分かっていたけど心が折れる)」
塵も積もれば山となる
輸送「せめて『戦』の方なら自衛隊に興味のある人が欲しいかもしれないのに。今は使われていない旧モデルとかさ」
海士兄「じゃあ海自君は『パン』の方?」
海士弟「おにーちゃん…それは…。海自君の『パン』の不要物品て、一体誰がターゲットなの…?」
海自「 あの…ほんと…言葉にするの…やめてください…(TT)」
施設「海自のパンツから戦闘機か…道のりが果てしねぇな…」
航空「なんだろう…この気持ち…」
飛行「パンツの部隊章がちらつく…」
陸「…あれ…はじめの演説何を言っていた?」
警務「中期防衛力整備計画に基づく『収入の確保』の施策の一環、自衛隊の不用物品のせり売りについてです」
陸「…だよな」
海「…ゴゴゴ…お前らふざけているのか。そんなくだらない事を伝える為に呼びつけたのか…ゴゴゴゴゴゴゴ…」
陸自・海自「(おおお…お…俺達も被害者ですっ!!!)」
空自「海さん静まって… Calm down! 必要な防衛予算はそれこそ大きな金額じゃないですか!なので、小さなことからコツコツと!塵も積もれば山となる。ジャーでも海パンでも、それこそパンツ一枚でも疎かにしない覚悟が必要だと思うんです」
海自「(パンツを論じるのはやめて!!)」
1佐「あなたの言い分もわかりますが、その二つはゴミです」
陸自・海自「ゴ・ミ!!!」
陸「まぁ…塵とゴミは同義であるな」
普通「あーそうですね」
機甲「この場合、ゴミの山になるって事っすか…」
空自「まぁまぁ皆さん!中からだとなかなか価値が分からないもんです。世の中色んな人がいるんですから!」
特科「ジャージと海パンに中も外もねーだろ…」
衛生「ニッチな所を狙うね」
空自「あははは…まぁ勿論俺もその二つには期待していないので、そこで皆様の出番です!」
陸自・海自「ちょっと待てゴラ!!!」
『物より思い出部門』
空自「それでは、僭越ながら私の方で皆様の出品物をリストアップさせて頂いたので、発表いたします」
一同「お前が勝手に選ぶの!?」
空自「まずは『物より思い出部門』」
一同「『物より思い出』…?」
空自「えーこちらはですね、物ではなく、皆様の得意分野をご提供頂くという、いわゆる体験型の出品物となります。こちらがその一覧表です」
『物より思い出部門』
航空さん【デート券】
神兵さん【お空でデート券】
普通さん【キャンプ術指南券】
タンクさん【プラモデル代行制作券】
輸送さん【全国どこでも輸送券】
ポリスさん【見逃し券】
特科「うわー…しょっぱなからしょーもねーな」
空自「航空さんには子猫を手懐ける手腕で、夢のひと時を提供してもらおうと…」
航空「そんなに腕買われちゃってるの~あははー」
特科「なんか腹立つな」
施設「まぁ昔からあいつがモテていた事は事実なんだがな…」
特科「職業柄だろ?」
機関「でもそっちのお空はあいつ程では…」
施設「おま!喧嘩売ってんのか!!!」
輸送「海軍は見た目だけはよかったもんねー」
施設「そうだ!見た目だけ!見せかけのカッコよさだ!それに比べ俺の飛行はピュワで純朴なんだよ…おーよしよ…」
飛行「ソーシャルディスタンスを取ってください」
衛生「でもさー僕思うんだけど、航空くんて寄ってくる子に対して当たり障りなく接してるだけじゃないの?」
空自「当たり障りのない対応と欲望のMIXが上手いんですよ」
航空「それ褒められてるの?」
飛行「なんとも不誠実だ!」
特科「なーなーそれ男が落札したらどうすんの?」
空自「デートしてもらいます」
航空「えーーーーー!!!やだよーーーーーーー!!!!!それは絶対やだ!!!!!」
空自「デート指南かもしれないじゃないですか」
飛行「指南じゃないかもしれない…くくくっ」
航空「ちょっとーそう言うなら飛行にも参加してもらうからねー。ほら俺襲われちゃうかもしれないし~」
飛行「は!?巻き込むな!勝手に襲われてろ!」
航空「ひどい!じゃあ…(女性限定)ってつけといてよね」
空自「そこは要相談です。あ、神兵さんは限定じゃなくていいですよね」
空挺「え?なんで?」
飛行「空挺の所こそ男に人気があるからなぁ…」
空自「名前こそデートですが、いわゆる一緒にスカイダイビングをする感じなので!」
空挺「じゃあ名前も『一緒にスカイダイビング』にしてよ。それならいいよ」
飛行「男にデート気分で来られても困るもんな」
空挺「うん」
航空「飛行!その優しさ俺にはないの!?」
空自「そうですかー、わかりました」
陸自「空自、あいつわざとあの名前付けただろ」
海自「そっちの男も巻き込んで価格を吊り上げる作戦だったな」
着々と交渉
空自「えーっと普通さんも特に性別は問わないですよね」
普通「特にかまわんが」
特科「ダメだ!男限定にしろよ」
普通「お前と違って不埒な考えはない。まぁそうだな、男の場合はキャンプだけではなく訓練も少し加えるのはどうだ」
特科「お前それ男の参加者を削ろうっていう魂胆だろ」
普通「そうではない!男なら鍛えておくに越したことはないだろ」
機甲「まぁいずれにしても普通さんとキャンプだなんて息苦しい事この上ないっすね」
輸送「説教されちゃうもんね」
特科「そーゆー機甲はよ、子供限定でいいんじゃね?」
施設「そうだな、子供には人気があるからな」
機甲「子供だけじゃないっすよ!『陸自』といったら戦車!陸の王者っすよ!だろ?陸自!」
陸自「は…はい!」
特科「本当に人気あんのかぁ~?先のオークションじゃ戦車靴より部隊章セット(旧デザイン)の方が高かったじゃねーかw」
普通「弾帯及び弾入れも戦車靴より高かったぞ」
施設「戦車靴は、水筒及び飯ごうと落札価格が大して変わんねーっていう」
機甲「なんすか!陸の王者に対するひがみっすか!」
陸自「き…機甲さん、きっと参加者の皆さんと靴のサイズが合わなかったんですよ」
航空「サイズ違いは大きいよね」
飛行「そうだな、サイズが違っちゃうとなぁー」
衛生「あの二人からすごく余裕が感じられる…」
輸送「オークションでは空自のパイロット関連用品が一番高く落札されたからね」
空自「えーっと輸送さんも特に性別は問わないですよね」
輸送「僕?うーん、性別は問わないけど生死は問うからね。あと危険物の輸送はだめだよ。離島もちょっとね」
特科「宅配業者かよw」
海士兄「あと飲み会の運転代行とかもよさそう」
海士弟「旅行の時のドライバーもよくない?」
施設「体のいい足だな」
輸送さん「…普段からこの界隈でその気があるんだけど」
陸「既視感」
1佐「陸さん、それは気のせいです。あ、来週横須賀へお願いします」
海「陸、帰り」
『見逃し券』トラップ
衛生「ところで警務くんの『見逃し券』ってさー」
空自「あーこれはですね!読んで字のごとく見逃してもらえるというPremier ticket!!」
心当たりのある一部「入札させて頂きます」
普通「数人の声が重なったな」
衛生「これ、身内から搾り取ろうっていう事だよね」
空自「そんなそんな~ほんの遊び心ですよ~」
1佐「ヒヨコのくせに悪知恵が働きますね」
海「フン。まだかわいいもんだろ。こいつのあくどさから比べれば」
陸「誰があくどいって?」
海「お前は見逃しどころか都合よく使ってただろ」
1佐「陸さん自身が憲兵科も兼ねていましたからね」
海「余計にたちが悪い」
陸「与えられた権限を行使していただけだ、警務」
警務「はい」
陸「わかっているな」
警務「はい」
1佐「今でも健在のようですねぇ。まぁ昔から比べれば一般人に対して行使できるわけでもないですし、軍法会議だ軍刑務所だなんて話にはなりませんけど」
海「それでもたちが悪い」
警務「空自、『見逃し券』の発行はできない」
空自「やっぱり~」
警務「それと、今入札の申し出をした者は後日聴取をする。以上」
心当たりのある一部「えーーー!!!」
海士兄「う…海も?」
航空「そ…空も?」
警務「それぞれの警務隊と連携をとる」
海自「あのー!違うんです!備えあれば患いなしという出来心で!」
1佐「海自あなたもですか!わかりました、聴取の後みっちり指導しましょう」
海自「ああ~違うんです~!!!」
海士兄「海自君…骨は拾うから」
海士弟「おにーちゃんも入札しようとしたよね…」
『思い出より物部門』
空自「さぁ!盛り上がってきた所で次は!『思い出より物部門』です」
陸自「ネーミングがドライ…」
『思い出より物部門』
セーラーブラザーズ【結索標本】
缶焚き(かまたき)さん【蒸し器】
大工さん【大工道具】
特科さん【豆鉄砲】
飛行さん【鳩】
衛生さん【女装グッズ】
海士兄「ねー、結索標本ってこの前のオークションで出したよね」
空自「そうです!あれが結構値段があがったので、ブラザーズで結びまくってもらって量産しようかと」
海士弟「あれ…『やまゆき』のだったから高額だったんじゃないの…?」
空自「いやいや現役、いやレジェンド、そうlegendのrope work なら高値が付きますよ!」
海自「あえて言い換えなくても」
機関「なぁなぁ、海士達のはよ、直接的な関連が分かるんだが、俺のはどうなんだ?」
空自「そこはイメージとノリです!」
1佐「フッ…今は昔みたいに焚いていませんけどね」
機関「あんた(ら)が缶焚きなんて言うから小僧が真似したんでしょうが…」
海「缶焚きは缶焚きだ」
施設「まぁそうは言いつつ、まんざらでもねーんじゃねえか?あんだろ?蒸し器位」
機関「ふん、40ノット出してやるわ」
海士兄「その速さだと島風思い出すね」
海士弟「ねー」
空自「あのー食べ物の蒸し器ですからね」
施設「なあ空自、俺のもイメージとノリだろ」
空自「バレバレですよね~」
特科「よぉ空自…まさか俺もイメージとノリって言うつもりじゃねぇよな…」
空自「あはー、…ここの三連発はキャプテンをrespect …」
1佐「私になすりつけるんじゃありません」
飛行「え。じゃあ俺の鳩ってなんだ?」
航空「ねぇもしかして…鳩が豆鉄砲を…っていう?」
空自「あはー、そうです。そこは合わせてご落札頂こうという!オークションの中でも遊び心に溢れたほっこり物品です!」
陸自「しょーもな!」
海自「落札しても使い道がわからねえww」
飛行「ほっこりね…、いや…それとも暗に俺の事は鷲ではなく鳩と言いたいのか…ブツブツ」
航空「どうしたの?飛行。鳩は平和の象徴じゃない」
飛行「引退勧告の悪夢再び!!」
航空「何言ってるんだよ!もー空自!お前が鳩なんて言うから飛行がすねちゃったじゃない」
空自「えっ」
特科「空自の顔w鳩が豆鉄砲を食ったみてーだなw」
女装グッズ
衛生「ねー、そんな言葉遊びはどうでもいいよ」
飛行「俺の引退勧告がかかってます!」
空自「かけてません!!」
衛生「どーせお互いそのつもりはないんだからこの話は終わり!」
特科「遊びの余地を強引に遮ったな」
1佐「小僧は自分の出品物が余程気になるんでしょう」
空自「飛行さん、あとでちゃんと謝りますから、ね?」
飛行「別に怒ってない…、ただ…そう思われていたら悲しいと思っただけだ…」
空自「そんな事思うわけないじゃないですか!飛行さんだから甘えたんです!!!」
飛行「それなら別に…」
衛生「じゃかあしい!!!!!そんな小芝居後でやれ!!!!!」
1佐「小僧、そんなに出すのが嫌なんですか?」
衛生「嫌ですよ。まだ着るんです」
1佐「誰得な話なんですけどねー」
陸「一定層はいるんだ…、それに本人の趣味なんだし、嫌がっているのを無理強いするのはな」
海「どの口が言う…」
衛生「さすが陸たま!」
空自「そうですかー残念…」
陸「それなら代わりと言ってはなんだが、俺のミニスカナース服を持っていくか」
一同「ブフーーーーーーーーーッ!!」
空自「いいんですか!」
陸自「ガタッ(陸将補のミニスカナース服!!)」
陸「謎の企画※で着てしまったが、使い道がない」
※絶対に笑ってはいけない病院24時パロ
海自「あーー…あん時のかー…」
陸自「あの伝説の衣装をいまだにお持ちで!////」
海自「陸自…まさか入札する気じゃ…」
陸自「えっ!えっ!!////」
海「陸…お前…頭大丈夫か?そんな物何と言って出すつもりだ。『陸将補のナース服(ミニ)』ズォォォォ…など威厳も何もあったもんじゃないぞ」
普通「そこは(不本意ですが)同意です。陸さん考え直しましょう!」
陸「付属品(ガーター)もあったんだが…」
海「余計に始末に負えん。お前は散々昔を黒歴史と言っているが、今の方がよっぽど黒いぞ」
1佐「陸さん、あの企画は私の他にも海さん、メット、海自らも参加しましたが、皆小僧の様に女装趣味はないので、使い道がないのは同じです。しかし、だからといってそれを自衛隊のオークションに、陸将補のあなたが出すのは流石に体裁が悪いでしょう」
海「ちょっと待て。俺はあんなもの持って帰ってきていないぞ」
機甲「俺も置いてきたっす」
海自「俺達ははなから支給されてません。普通に回収されました」
1佐「え?そうなんですか?」
陸「なんだ…俺達だけ持って帰ってきてしまったのか…」
特科「わかりました。陸さん、1佐さんいつでも譲り受ける準備はできてます」
1佐「豆鉄砲は鳩とよろしくやってなさい」
衛生「陸たま。ご厚意は嬉しいですけど。ミニスカナース(ガーター付)の出品は衛生科としてもちょっと…」
陸「ああ…そうか、そうだな。すまんな空自」
空自「いえいえ、まだまだ陸さん着てくださいって事です!」
衛生「あ☆そうですね!今度ご一緒に☆」
陸「…。」
まずはキャプテン
陸「ゴホン。それはそうと、俺達三人のがまだ出ていないようだが」
空自「あーはい!これから発表させて頂きます!」
1佐「これまでの経緯を考えると嫌な予感しかしませんね」
海「ハァ…」
空自「えーっとまずはキャプテン、『西洋骨董』でお願いします」
1佐「はぁ!?」
特科「急に値段が跳ね上がったな」
施設「お前の豆鉄砲が底すぎんだよw」
空自「キャプテンは、素敵なもの沢山お持ちじゃないですか~」
1佐「そこは否定しません」
空自「断捨離しましょう!!!」
1佐「しません」
空自「えー…、断捨離すると心の余裕ができて、ストレスもなくなりますよ?」
1佐「それは元々物が多くて片づけられない方の場合でしょう。私は“これでも”常にストレスフリーです」
機甲「これでも!?」
施設「これでもとは…」
海士兄「その分こっちにストレスが…」
海士弟「おにーちゃんシー!」
陸さんと海さん頼み
空自「そうですかー、じゃあやはりここは大本命の陸さんと海さんに頑張って頂くしかないですね!」
陸・海「大本営…」
1佐「大本命です」
空自「では発表させていただきます!」
陸自・海自「ワクテカ」
空自「陸さんにはですね『馬』!こちらは競走馬で、海さんには『マグロ』!こちらは大間でお願いします!!」
陸自・海自「キターーーーーー!!!」
機甲「さらりととんでもない事言うっすね…」
普通「言いたい放題だな」
空自「この2つは億も夢じゃない!」
陸「競走馬か…うーん…やはりサラブレッドが良いと言うんだろうな…」
海「え?おい…お前本気で調達するつもりか?」
陸「やってやれない事も…。お前だって…」
海「いや、そうだとしてもおかしいだろ」
1佐「おかしいのは冒頭からです」
海「いいか、俺達は農水省じゃないんだぞ。管轄が違う」
海自「そこ!?」
陸「うーん…サラブレッドというのがなぁ…」
海「おい。聞いてんのか」
空自「難しいですかね?」
輸送「競馬に関してはねー…昔色々あったんだよ」
空自「そうなんですか?」
特科「競馬はよ、もともと俺達陸軍が管轄してたんだぜ?」
輸送「軍馬の関係からね。競馬は馬の鍛錬場として考えていたんだよ」
特科「それが今じゃ農水省の管轄だからな。まぁ昔も途中で移っちまったけどよ」
空自「陸さんサラブレッドで唸ってるけど、高すぎるから?」
陸自「う、うーん…?」
輸送「陸軍ではサラブレッドは推奨してなかったの。軍馬に向いてないから」
特科「でも娯楽として考えると体は弱えーけど速さのあるサラブレッドが人気でよ、軍馬を育てたい俺達とは真っ向対立したわけ」
輸送「それでも馬政は陸軍にとって死活問題だから、陸さんも頑張ってくれたんだけどね」
特科「馬政局を農林省の外局にして陸軍の人材を送り込んだりな」
輸送「でも結局娯楽としての競馬が支持されちゃってねぇー…」
特科「まぁ俺達も機械化したしなぁ…」
陸「アングロアラブじゃだめだろうか…」
輸送「陸さん…それだと速さでサラブレッドには勝てません…」
特科「丈夫さと持久力ではアングロアラブなんですがねえ」
機甲「馬の事になるとなんというか…」
普通「お前は騎兵科と一緒になった所で機甲だもんな」
機甲「嫌な言い方するっすね~。陸さんの伝統は俺にちゃんと刻まれているんすよ」
海「おい…話は終わったか…?」
陸「ん?」
海「だから馬とマグロ」
陸「ああ…そうだな、アングロアラブを推したい所だが、サラブレッドとて愛らしいのは確かだ」
海「馬狂め」
普通「騎兵の本領です」
海「いや、今それを問うてるのではない。本当に用意するのか?馬もマグロも農水省だぞ」
海自「農水省が口実すぎる…」
1佐「いえ、あながちそうとも言えません」
海自「え?」
1佐「農水省管轄のものを出品する事は防衛省ならびに防衛装備庁の面子が立ちません」
機甲「まだ豆鉄砲の方がらしいって事っすね」
陸自「あ。武器はだめなんです」
機甲「真面目か」
圧と善意
空自「そうですかー…これで億狙ってたんですけどねー」
1佐「まぁヒヨコなりに考えたんでしょうが、もう少し勉強なさい」
空自「はい…そうですね、また考えてみます。これもF35の為です!」
普通「おー殊勝だな」
1佐「ところで…当のヒヨコは何を出すつもりなんです?」
空自「え?」
衛生「確かに、僕達には提案してきたけど」
機甲「戦闘機が欲しいって事は相当奮発するんすかね」
航空「空自、俺達デート券と鳩でいいの?」
特科「豆鉄砲の俺は何も言えねえ…」
施設「俺も大工道具って…、どっかの家のエアコンでもつけようか?」
機関「俺もサウナ位作るぞ?」
海士兄「カレーも売る?」
海士弟「うん、カレーも作れるし、勿論頑張って結ぶ」
輸送「僕も、輸送で手伝える事はやるよ」
空挺「俺は何回だって飛べるから」
警務「職務に反しない事であれば」
海自「(お…おい空自やばくねえ?)」
陸自「(あいつ…あ…アレだろ?)」
陸「そうだな、俺達も農水省じゃなければ…」
空自「(圧と善意がヤバい…my life is over\(^o^)/)」
1佐「で?ヒヨコ何なんです?」
空自「え…F35!!……………………と一緒に写っている俺の生写真…」
空自君の生死はいかに!?っていう事で、今後の自衛隊オークションも楽しみですね!