ある日の光景☆シリーズ その8


ある日の光景☆シリーズはキャラクター達のちょっとした日常を綴ったもの。短い日常ネタなので大した話はありません!! それでもOKな方どんぞ!!


それぞれの飲み会

特科「よ~聞いてくれよ、この前女子と居酒屋で合同訓練したんだけどよ~」
普通「…へー」

特科「なんだよ、誘わなかったから拗ねてんのか?」
普通「そんなわけないだろ。俺だって先日、外で飲んだんだ」

特科「一人寂しく?」
普通「馬鹿野郎、陸さんとだ。東京ミッドタウンでな」

特科「陸さんとぉぉ!?と…東京ミッドタウンンンンンン!?
普通「あそこは元防衛庁だが、その前は歩一(歩兵第一連隊)だろ?」

特科「ぐ…」
普通「景色は随分変わったが、実に感慨深くいい時間を過ごせたよ」

特科「ぐぬぬぬぬ…(羨ましいぃぃぃ)」

歩一は由緒ある頭号連隊。駐屯地は港区赤坂にあったよ。ちなみに今は第1普通科連隊が頭号連隊として首都防衛を担っている!



DIY

トンカントンカン

飛行「よーし、こんなもんだろ」
航空「飛行って何気にDIY得意だよね」

飛行「何気ってなんだよ。これでも昔は工兵科なんだぞ」
航空「工兵科ねぇ~施設さんがそれ聞いたら喜ぶね」

飛行「言うなよ!事実を言っただけなんだし!!」
航空「うん、言わない言わない(言ってあげる義理ないし)」

施設が聞いたら赤飯炊く



耳の問題?

特科「お前さ、態度でかいよな~」
機甲「ん?何か言いました?聞こえなかったっす」

特科「だからおめーの態度がでけーって話だよ!!
機甲「あれ?よく聞こえない。あーあー」

特科「そういう態度がよぉぉぉ!!!
機甲「あーあー。それはそうと特科さん。その服若作りしすぎっすよ」

特科「え?何?ちょっと聞こえない」

輸送「あの二人耳遠いねー」
施設「今のは違うだろ」
普通「え?分葱(ワケギ)作り?」

施設「…。」

耳をやられる人が多いとか。普通はたまたまだと思いたい!



トライアスロンに挑戦!?

海自「よーちょっと俺締まったと思わない?」
空自「『しまった!』って、海自なんかやらかしたの?」

海自「ちげーよ!俺の身体が締まったっていう話!」
陸自「最近泳いで締めてるらしいよ。てか何なら俺と走る?」

海自「置いて行かれそう。それならお前も泳ぐ?」
陸自「泳いでもいいけど、その後走るよ」

空自「ちょ、ちょっと待って!俺良い事思いついちゃった!

陸自「ん?」
海自「何よ」

空自「俺達トライアスロンできんじゃね?

陸自「あー」
海自「えー3種目全部やるの大変じゃねー?」
空自「そこはさ、1人で全部やるんじゃなくて、1人1種目ずつ、3人でタスキをつなぐリレー形式のやつをやるの」

陸自「なるほど。じゃあ海自が水泳で、俺が長距離走で…ってお前が自転車?」
空自「ふふふ…俺は“レッドインパルス”の異名を持つ自転車アクロバットチーム『高尾山レッドクラブ』を擁している男だぜ」

陸自「おっ…おう…」
海自「『で?』って感じだけど、俺が水泳で陸自が長距離走確定だから空自は自転車だな」

空自「俺達なら、なかなかいい所いけると思うんだよね~」
海自「まぁな…海に生き、海に生かされるこの俺が海上で負ける事はないしな!フフフフ…フハハハハ!!」

1佐「なーにが海に生き、海に生かされる男ですか
海自「げぇ!!1佐!!

海「海上で負ける事はない…か」
海自「う…海さん!

陸「すまんな…話に割り込んだようだ」
陸自「(りりり陸ショーホーっ!!)」

空自「どうも!揃いも揃って!
陸自「バカバカバカ!言い方!!
海自「あのー…先ほどのわたくしめの言動を説明させて頂きますとー…

1佐「お前は黙れ。で?トライアスロンがどうって聞こえたんですが、やるんですか?」
陸自「やるかは…まだ分かりませんが、1人1種目ずつ、3人でタスキをつなぐリレー形式のトライアスロンなら出来るのでは…という話が出てまして」

空自「結構いい所いくんじゃないかと~…あっ!!皆さんも一緒に出ます?3人ですし!
海自「えーーーーーー!!!!!!
陸自「えっ//////

海自「(空自!海の男に海の大男をぶつけてくんな)」
空自「(お前の時代が来るかもしれないじゃん)」
海自「(そこはもう俺の時代は来てるんだよ)」
陸自「(はたして陸将補に追いつけるだろうか…///)」
海自「(それ…俺が負ける事を想定してやがるな…)」
陸自「(えっ…)」

1佐「そこ!!
海自「スン」

1佐「さして興味はないんですが、海自の顔が癪に障るので出てやりましょうかね」
空自「ぜひ!!!
海自「俺の顔…

海「巻き込むな」
陸「おい1佐…」

陸自「あの…ふと疑問に思ったんですが…もし…もしも出るとしたら『水泳』はどちらが…?」

1佐「私です
海「俺だ

陸・海・空自「(…でしょうね)」

1佐「え?そこは私でしょう。海さんは自転車ですよ」
海「どう解釈したらそうなるんだ」

1佐「だって競輪選手ってむっきりしてるじゃないですか」
海「単純なイメージで決めるな。水泳以外は却下だ」

1佐「私だって同じですよ」

陸「うん。そういう事だ、空自。せっかくの提案だがすまんな、ほらもう行くぞ…(話がおかしな方に行く前に)」
空自「そうですかー…残念…あっ、そういえば競技を一つ削るデュアスロンってのもありますよ!」

1佐「ほーう、では私と陸さんで出てやりましょうか。それはどの競技を除くんです?」
陸「勝手に話を進めるな…」

空自「水泳です!!

陸・海自「(無意味!!)

1佐「
海「うむ。応援してやらんこともない」

1佐「あーそうですかー…、へー…水泳をねぇ…なるほどなるほど。あっ!でしたらデュアスロンに陸さんだけが出るというのは如何でしょうかね。歩兵の健脚と騎兵の俊敏さ…、あ、それに銀輪部隊を擁していた男ですしね」
陸「お前な…」

陸・海自「(擁する系…)」

空自「わっかりました!!そちらが陸さんをソロで出すのであれば、こちらも陸自をソロで出場させましょう!陸さんと陸自の手に汗握る戦い…ワクワクしますね!!これはもう終わった後『お前もなかなかやるな…』って絆が深くなっちゃうやつですね!?」

陸自「えっ!!!!えっ!!!!!///」
陸「…(あー…話が最悪の方向に向かった…)」

海自「おいおい随分話が飛んだなー…。俺の見せ場どうしてくれんの」
陸自「ご一緒できたら光栄…ゴニョゴニョ…

1佐「陸さんどうします?」
陸「ギロ

1佐「(睨まないでくださいよ)」
陸「(俺がどれだけっ…)」

1佐「(…)」
陸「(…)」

空自「えーっと?話が込み入ってます?」
海「だいぶな…」

陸「すまんが…俺は遠慮する。この話は1佐の冷やかしだ」
1佐「んー…」
海「…そういう事だな。但し海自、先の発言ゆめゆめ忘れるな

海自「…えっ

陸「健闘を祈る。行くぞ1佐…(ズォォォ)
1佐「えっ…ちょっ…引っ張らないでくださいよ!海自ー!!負けたら承知しませんよー!!!

海自「…ひぃ


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空自「あーあ。行っちゃった~。ざーんねん!
海自「ねぇ…待って…俺とんでもない事になってない?

空自「勝たないとお前の時代終わっちゃうかもね
海自「他人事だと思って…、な~ひでーと思わねえ?陸自?」

陸自「0(’、3 )~ =͟͟͞͞(’、3)_ヽ)_サケラレタ…

海自「陸自?」
空自「陸自の魂が空上げになっておる…


その後朝までコースの自衛隊ズと、1佐の作りかけのカレーを強制的にシチューに変えつつ、もっとさりげない断り方があったんじゃなかろうかと落ち込む陸の姿があったとか…