大佐と陸の事件簿シリーズ

大佐と陸の家で起きるしょーもない事件


事件簿1 《天ぷら》

大佐「今日は私が天ぷらを作ります!」

パッチーン!ぷわっちーん!!!(←とてつもなくはねる)

大佐「えっちょっこのエビ生きて…!?あつっ!いたっ!ぎゃぁぁ」

どんがらがっしゃーん☆

陸「大丈夫か!!!」
大佐「はいっ!私はこのとお…」
陸「エビ!!!
大佐「え。」

陸「いいからお前はあっち行ってろ。後は俺が…」
大佐「いいえ!来ないで下さいっ…!」(無駄に包丁をかまえる)
陸「もうよすんだ…それをこちらへ…」(包丁寄こせ)
大佐「来ないでっ…!私にはまだやらなければいけない事が…!」(芋のてんぷら)


サスペンス風味の夕食準備。場所は崖ではなく台所です。



事件簿2 《スイッチ》

夕飯時
陸「絶望的だ…」

天を仰ぐ

陸「炊飯器のスイッチが押されていない…」
(あいつ押し忘れてやがる…)


崩れ落ちる陸



事件簿3 《陸の所業》


ダーーーン!!


大佐「陸さんっ!あれはいったいどういう事ですか!!」
陸「見たのか…」
大佐「なぜ私に断りもなくっ…!あんな所業が許されると思ってるんですか!おっしゃってください…!なぜあんな事を…!!事と次第によってはっ…!!」



ダン!

陸「…たんだ…」
大佐「なんですって?」
陸「飽きたんだよ…!」
大佐「!!!!!!!!」
陸「5日もカレーで飽きたんだよ!」
大佐「だからって私に断りもなくカレーうどんにするのはっ…!!!」


そして事と次第によって大佐のカレー作りがはじまりました



事件簿4 《ニワトリ》

ニワトリ「コケーーーーーー!!!!」
大佐「ぎゃーーーーーー!!!!」

自宅に帰ったらニワトリがいました

大佐「きっと陸さんですね。ん?メモが…。出張で留守にする?ニワトリの餌をよろしく?えっ、ニワトリ飼う気ですかっ…!」

そして三日がたちました

大佐「ほら!ルゥースター!(※大佐がつけた名前、雄鶏の意味)餌ですよ!こうしてみるとかわいいもんですね」
ニワトリ「コケー!」
大佐「毛並みもいい気がします。貴重な種類かもしれませんね。…おっと。私も仕事に行かなくては」

そしてその日の夜…

大佐「あ、陸さん帰ってきましたね。そしてなにやら良いにおいがします」

陸「帰ってきたか。丁度夕飯を作った所だ」
大佐「今日は豪華ですね!あ、そうだその前にルゥースターに餌をあげてきます」
陸「ルースター?」
大佐「陸さんが置いていったニワトリですよ」
陸「それなら目の前にいるだろ」
大佐「え?」
陸「このローストチキン」

大佐「ルゥーーースタァァァァァァーーーー!!!!!!!!!!」

失意の大佐、だけどおいしくいただきました



事件簿5 《喪失感》

大佐「ただいま遠洋航海から戻ってまいりました~」

(あれ?鍵は開いてましたが陸さんはどちらに…あ、台所からなにやら声が聞こえますね…)

陸「普段いると思っているのがいないとショックだな…」

大佐「(陸さん…!胸熱)」
陸「じゃがいも…クッ」


大佐(真顔)



事件簿6 《音》

ブチッ…ブチブチッ…ばっさばっさ…コケーーーーーー!!!

陸「焼き鳥か…ソテーか…」
大佐「毟りながら言うのやめません?」

生々しいです!



事件簿7 《この料理はなぁに★》

陸「“肉と馬鈴薯の甘煮”を作ったのか」

大佐「肉とば…って長いですー。これは単に“甘煮”ですー」
陸「料理名は“肉と馬鈴薯の甘煮”だろ?」
大佐「え?“甘煮”ですよ」

海軍では“甘煮”、陸軍では“肉と馬鈴薯の甘煮”とよんでいた料理はなーんだ?
答えは肉じゃがでした~☆

大佐「で?味はどうです?」
陸「美味い…が…」
大佐「が?」
陸「俺が作った方が美味い」
大佐「!!」

陸さんの方が美味いなんて事件です!こればかりは陸さんの意見に反対です!(by“甘煮”は譲れない大佐)