普通さん家で☆(後編)


後編です!(クリスマスに間に合わなかった感が否めないネタですが、皆さん色々ご事情があったんですよ)ということで!毎度のドタバタ劇のはじまりはじまり~

年末のお楽しみ

空自「え~皆さん。改めまして、Thank you for coming today!そして1年間本当にお疲れ様でした。これから年末最後のお楽しみイベント!プレゼント交換を行いたいと思いまーす!」

一同「おー!!

空自「今回のプレゼント交換ですが、『新紙幣』に変わる前に『諭吉』を使ってしまえ!というコンセプトで高額なお品物が集まっております!」

海士兄「『諭吉』ひとり以上指定ってなかなかの強気だよね」
空自「『栄一』に変わりますから、飛んでいただきましょう!

1佐「『新紙幣』は2024年の上半期発行予定ですけどね」
機甲「なにげに先なんすよね」

空自「いやいや、私たちのようなものにとってはあっという間です!陸さんや海さん、キャプテンにとっては寛永通宝がまるで昨日のことのように…」

海「なんだと?」
1佐「寛永通宝は昭和28年の法律改正まで一応は通用したんですよ」
陸「天保銭も懐かしいな」
普通「徽章の方ですか?」
施設「つーか『諭吉』だって使えなくなるわけじゃねーだろ」

空自「まぁまぁ。経済回していきましょう!Let's spend money!ということで、早速これから交換方法のご説明をさせていただきます!海自くんお願い!」

海自「はい、皆様に事前にご用意いただいたプレゼントですが、あちらの仕切った幕の奥に置いてございます。幕の下から紐が出ていますが、それぞれのプレゼントにつながっていますので、お好きな紐を引いてゲットしてください!」

輸送「自分のを引いちゃった場合はどうするの?」
空自「引かないように頑張ってください!」

海自「引く順番ですが、引いた方が次に引く方を指名してください」
空自「一言添えてもいいですよ!」

施設「なるほどなるほど」
機関「ちなみに一番はじめに引く奴はどうやって決めるんだ?」
陸自「それはこちらで決めさせていただいてます」

一同「おー

空自「それでは栄えあるトップバッターを発表します!」



トップバッター

陸自「まずはじめに引く方は…『施設』さん!でお願いします!」
施設「えっ!?俺!?えっ…俺でいいの?」

陸自・海自・空自「ぜひ!!

陸自「やはり真っ先に道を切り開いて下さるのは施設さんですから」
施設「お…おう…。じゃあ…後続部隊のために行かせていただきます!

陸自・海自・空自「お願いします!!

施設「じゃあ…んーと、よし!これにする!!」
空自「では、ゆっくり引いてくださいね」

施設「おう。よし…するする…ん?結構重い?ん?デカい?このまま引いて大丈夫だよな…。あ、なんか急に軽くなった」

するするするする…ファサッ

特科「工!おめでとう!!
施設「うぁぁぁぁああ!!なんで引いた紐の先にお前がくっついてんだよ!!

機甲「しかもパンイチで首に紐…」
機関「はじめに特科がいなかった時点で嫌な予感がしたんだよなぁ…」
普通「履いているだけマシか…」
飛行「どうでしょうか…下着がいかがわしすぎて…」
衛生「ねぇ…絵面が汚い」

特科「プレゼントはオ・レ…と言いたいところだが、コレだ!!
施設「なにそれ」

特科「俺の写真集、『国防女神』~!!
施設「イラネェェェェェェ

輸送「それ…売ってるの?」
特科「望む声が大きくなればそんな日もくるだろう」

衛生「つまりは自費出版」
特科「今はな。ハードカバーの本格的な写真集だぞ。『諭吉』が何人旅立ったことか」
機甲「無駄に本自体のクォリティが高いっす…」

空自「はい。ということで施設さんには特科さんのプレゼントが当たりました~!」

一同「地雷撤去ありがとうございます

施設「ちょっと待てや!これ仕込みだろ」
空自「そんなことないですよー(棒)」

衛生「もう、カッターナイフの下敷きが当たったと思えばいいんです」
特科「ヨーチンおまなんつー失礼な」

機甲「俺なら戦車で踏みつぶす」
陸自「機甲さん…」

普通「施設行きはせめてもの良心か…」
機関「陸上で処理してくれてありがたい」

1佐「大工、あなた位しか引き取り手がないんですから、観念なさい」
施設「俺だって別に…」

陸「それ…そんなに嫌か?
一同「えぇ?

陸「砲のアルバムだろ?俺に何が当たるかはわからんが交換してやってもいいくらいだ」
一同「うえぇ!!!?

特科「ほらねー!!『国防女神』の需要!

衛生「陸たま!!言っていいことと悪いことがあります!!」
輸送「陸さんに見えているものと僕たちが見ているものは違う?」
機甲「陸さん…正気を保って下さいっす」
空挺「ゾーンに入ったとか」
海「連日の無理が祟っているのか…」
1佐「あれだけは連れて帰らないでください!」

普通「工…それ嬉しいよな。欲しいよな(圧)
施設「えっ…」

飛行「あ…あの、ひとまず施設さんが貰って、陸さんが引いた時にまた考えればと…」
航空「そ…そうだよね。その時には正気に戻って…あ、考えが変わってるかもしれないし」

空自「で、では!ひとまずそういうことで、次!次行きましょう!」



勘違い

海自「それでは、施設さん。指名お願いします」

施設「わかった…。じゃあ…『航空』
航空「え!?飛行じゃなくて?」

施設「うん、お前。んで、一言メッセージ。『飛行の隠し撮り写真を送れ』」
飛行「手元の写真集で満足しろ!!!!!

空挺「飛行、落ち着いて」
飛行「ハッ」

航空「ははは…メッセージにつきましては検討させていただきます。じゃあ指名を受けたので引いちゃいますねー」
空自「行っちゃってください!」

するするする~ポン!

航空「なんか軽いけど、封筒?これって…衛生って書いてあるから天使さん?」
衛生「ウソーーー!!!!こんな奴に当たるなんて!!!!

航空「えーっと、なになに?『メンズエステ』?
衛生「もー…ほんとにもったいないんだけどー」

特科「ヨーチン、気の利くやつ用意してんな」
施設「まじかよ…それどこまでやってくれんの?」

衛生「うるせぇ老害勘違いすんな

陸自・海自・空自「怖っ

機関「なんだ女性がサービスしてくれるやつじゃないのか?」
陸警「機関さん口は禍の元ですよ」

飛行「なぁ…今はどういう勘違いが起きているんだ?」
空挺「いいからいいから」

衛生「これは、男の『〇欲』を処理するんじゃなくて!」

飛行「ん?なんで耳をふさぐんだ?」
空挺「耳が冷たそうだったから」

衛生「これは『フェイシャルエステ』が受けられるやつなんですうー!美容です、び・よ・う!
航空「いいね、また男っぷりが上がっちゃうなぁ。天使さんありがとー!」

機関「美容でもよ…やっぱり女性がやってくれんだろ?」
陸警「そんなに興味があるんでしたら、航空と一緒に行って来たらどうですか」

衛生「はー…『諭吉』先生が無意味な旅立ちを…」
1佐「小僧。残念がっていますけど、結局この中の誰かが引くんですよ?誰が引いたって同じようなものじゃないですか」

衛生「陸たまに引いてもらおうと思ったのにー」
機甲「陸さん引きが悪いんすから難しいっすよ」

衛生「ちっ。ワンピースでもつけときゃよかった」
機甲「あー…それならワンチャン」

陸「俺の認識って…」
海「そういうことだ」



ダイジェスト

航空「じゃぁ~次の方を指名させていただきますね~」

てことで次々とプレゼントが交換されていくよ!
長いので以下ダイジェスト~

☆飛行→完全ワイヤレスイヤホン(提供:機甲)
飛行「おおっ!これ欲しかったんだよな~」
機甲「音質良くて、ノイズキャンセリングも優秀っすよ」

☆空挺→ジェットボイル(提供:施設)
空挺「これガチで使えるやつー。やったぁ」
施設「だろ?今なら写真集も付けるぞ?」

空挺「これで燃やせって?」

☆空自→サングラス(提供:飛行)
空自「飛行さんからサングラスだ!仕事でも使える~!どうどう?似合います?」
飛行「よく似合っているよ」

☆陸自→脱臭ハンガー(提供:海自)
海自「これ結構手軽で便利よ」
陸自「俺もこれでスマートになる!」

☆輸送→カレー福袋(33種)(提供:海士兄弟)
輸送「すごーい!いろんな味が楽しめる!」
海士兄「僕のおすすめはこれかな~」
海士弟「僕はこれです!」

☆機甲→高機能寝袋(提供:陸自)
機甲「おっ…いいじゃん。これ結構高かっただろ」
陸自「山でも快適に過ごしていただきたい!俺のぬくもりティです!」

機甲「は?」

☆普通→国産ウィスキー(提供:機関)
☆機関→高級日本酒(提供:普通)
普通「昨今は高くなったよなぁ…これ」
機関「投機対象になっちまってるからなぁ…。しかしお前のこれも幻級だな」

特科「おいおいおいおい!いい酒があんじゃねえかよ。もちろんここで開けていくだろ?」

☆陸警→オーダーメイドインソール(提供:空挺)
空挺「行きつけの所があるから作りに行こーよ。いくらでも歩けるようになるよ」
陸警「それはとてもありがたいです」

☆海→シャンパン(提供:航空)
航空「これ、店で入れると女の子がよろこ…」
海「これもここで飲んでいいぞ」

特科「やった~高い酒3本目ゲット~」

☆衛生→スチームアイロン(ハイエンドモデル)&アイロン台(提供:輸送)
衛生「あ!これ早速使いまーす。そろそろ買い替えたかったんですよ~」
輸送「必需品だからねぇ」

☆警務→高級ボールペン(提供:陸警)
陸警「書き心地はいいと思いますよ」
警務「使わせてもらう」

〇 ● 〇 ● 〇

空自「いや~皆さん『諭吉』を複数人飛ばしてますねえー!太っ腹!!」
1佐「こうして見ますと多少の趣向品はありますが、結構実用的なものが多いですね」

機甲「まじで一発目の写真集が地雷だったんすね」
陸自「ほんとに施設科ってありがたいと思いました」

施設「おめーらよお!」



陸さんが引くよ

海自「じゃあ…、警務さん。次の方のご指名をいただいてもいいですか?」
警務「陸さん。お願いします」

ザワッ…

機甲「ついにこの時が…」
普通「特科以上におかしなものはないだろ…」
陸自「流れ的には良い感じできていますもんね」
輸送「だ…大丈夫だよね…」
飛行「地雷は完全撤去されていると信じて…」
空挺「陸さん頑張れ~」
警務「(祈る)」
衛生「まぁ最悪あのゴミでも良いって言ってるから…」
特科・施設「…」

陸「指名を受けたので引かせてもらうぞ」
海「陸。お前が『コレだ』と思う、隣の紐を引いてみろ」

陸「む…」
1佐「確かにそれには賛成です」
普通「陸さん、不本意ですがそうしてみてはいかがですか」

陸勢「(コクコクコク)

陸「そうか…わかった。ではコレにしようと思ったが…隣のコレを引くぞ」

するするするする…

陸「よし。おっ!これは…警務のだな」
空自「えっとーお品物は…A5ランク・松阪牛すき焼き肉ーー!!

一同「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

陸「憲!!!!(ひしっ)
警務「喜んでいただけてよかったです」

衛生「陸たま…!うる」
機甲「目頭が…」
輸送「感動しちゃった」
飛行「陸さんのど真ん中来たよ」
空挺「もしかして海さんってすごい?」
普通「た…たまたまだ」
陸自「(抱擁…いいなぁ…)

施設「あのー…感動的な所すみません…『国防女神』とのチェンジは…
特科「チェンジは…」

陸「すまん
一同「(でしょうね)

特科「A5の松坂に負けたー!!
衛生「当たり前でしょ」

特科「ま…まぁ日本最高ランクの和牛だからな…相手が悪かったな…うん」
空挺「『たまご』でも無理」
飛行「鶏に失礼だぞ」



残ってた

空自「陸さん、Congratulations!その幸運を次の方にも分けてあげてください!ということで、次のご指名をお願いしまーす」

陸「わかった、では『特科』
特科「ふぁい」

陸「そんな顔をするな。お前の写真集もちゃんと買うから」
特科「ふぁい!?『国防女神』の需要ーー!!

普通「甘やかしすぎです!」
施設「これアゲマス…
1佐「だから家に変なものを持ち込むのはやめてください!」

特科「陸さん。その男気に応えて陸さんが引こうとしていたこちらの紐、行かせていただきヤス!!

するすっ…

特科「ん!?なんか…微妙に重くねえ?んっしょっ!…ってなんだこれ」
空自「わーー!大当たり!!俺のプレゼントです!!」

特科「なに?…これ」
空自「これはうちの奈良基地の近くにあるウワナベ古墳とコナベ古墳、ヒシアゲ古墳の模型です!1/1000スケールで完全再現しました~!

特科「イラネェェェェェェ
一同「因果応報

特科「信じらんねーくらい誰得」
普通「お前のもな」
機甲「まぁ古墳マニアなら垂涎モノかもっすけど…」

空自「うちの幹部はみんな懐かしんで…」
特科「俺…陸士…

陸自「そして奈良には唯一陸自の駐屯地がないという縁のなさ…」
普通「昔であれば奈良連隊…歩兵第38連隊か」

衛生「…まだこんなものが残っていたなんて…」
輸送「しかも陸さんが引こうとしていたという恐ろしさ…」
施設「…あれに比べればこっちの方が…」

1佐「まるで機雷ですね」
機関「航空機から敷設したか」
海士兄「掃海任務ご苦労様でした!(敬礼)」
海士弟「(触雷しているような…)」

海「陸、俺に感謝しろよ」
陸「すき焼き食う…?」



スマート

海自「あのー…呆然としている所すみません…、特科さん次のご指名お願いします」
特科「あと誰が残ってんだよ」

海自「あとは、えっとー、海士さん達と、1佐、俺ですかね」
特科「海自が多いな。じゃあー双子だ、Bonne chance!

機甲「ボンヌシャンス?」
陸「『幸運を』という意味だ」

海士兄「どうしよっかー」
海士弟「おにーちゃん選んで」

特科「一人しか使えねーもんだったら、古墳やっから」
海士兄弟「え、いらない

特科・空自「…」

海士兄「じゃーこれ!なんかピンときた!!引くよ!」
海士弟「おにーちゃん頑張れーー!」

するするするー

海士兄「ん?なんかすんごい軽い…(するん)」
海士弟「封筒?」

海自「これは…海さんからです!」

機関「なんだ金一封か?」
陸警「期待できますね」

海士兄「(スッ…)うぎゃぁぁぁぁ!!!!
海士弟「何!?どうしたのおにーちゃん」

海士兄「銀座のお寿司屋さんのペアお食事券!!
一同「おおおおおおおおおお

海士兄「おとーと…うるうる」
海士弟「おにーちゃん…うるうる…」

1佐「どこの寿司屋ですか…。えっ…ここのディナーですか?」
海士兄「そんなにスゴイ所なんですか?」

1佐「いわゆる高級寿司店です。一人何万という世界ですよ」
海士兄「ひぇえええええ。どどどどどうする?現金化する?
海士弟「おにーちゃん!!!せっかくだから行こうよぅ!」

海「馴染みの店だ。気軽に行けばいい」

空自「やだイケメン…
施設「そういうとこなぁ…」
機甲「海さんがスマートな海軍サンだったのを忘れてたっす」
陸自「なるほど勉強になります」
衛生「今のはずるいね」
輸送「さすがだなぁ」
飛行「やっぱり本場は違う(航空と違う)」
空挺「ねー」
特科「あのさ、古墳も一緒に…」

機関「まぁ…俺達は連れて行ってもらったことないけどな
陸警「ですね」
海自「いつか連れて行ってもらいましょうよ~」
航空「海軍のエースもお呼び?」

1佐「あなた達ね、騒ぎすぎです。ねぇ陸さん」

陸「海、俺達はいつ行く?
1佐「りっくーん!!!

海「お前は肉に寿司に忙しいな…」



あと2人

空自「ところで、もしかしてあと引いてないのは2人?」
海自「俺と1佐かな」

海士兄「じゃあ…海自くんにトリを飾ってもらいたいから、次は1佐で!」
海士弟「お願いします!」

1佐「ほーう。私に海自の前座をしろ…ということですか」
海自「いやっ…!あれですよ。多分残っている品物は1佐と陸さんのものですよ。つまりは物的には1佐がトリとなるんです」

1佐「なるほど。とすると私は陸さんのをいただけるということですね」
海自「そうなります」

陸「まじか」
海「?」

1佐「ではー…こっち??こっちが陸さん?」
空自「(幕をペラッ)でーーすね」

するするするする~

1佐「ほほう。目録ですか」
陸「ちょっと大きかったからな。しかしうちに来ることになるのか…」

空自「それでは発表してください!」

1佐「『一、ロボット掃除機 一台』
一同「おおおおおおおおおお!!

1佐「製品の写真もありますね」
施設「えっ…これ最上位モデルじゃないですか…」
機甲「『諭吉』が2ケタ飛んでるっす…」

機関「なんか…豪華賞品が当たる抽選会みたいになってきているな」
陸警「海さんもそうですが、将補クラスになるとすごいですね」

衛生「でも~それを1佐クラスが持っていくっていうのはどうなんですかねー」
陸自「うちにお招きしたい…
海自「お前も階級1佐だしwてかお前の所だと物にぶつかりまくるんじゃねえの?w」
空自「持つ方も試されるってことか…」
飛行「でも便利そうだよなあ」
航空「勝手に掃除してくれるのはありがたいねぇ」
普通「俺の記憶が間違っていなければ、すでに陸さんの家にはあった気がするんですが…」
特科「うちはウェルカムです、ここは古墳と…」

1佐「黙りなさい。これは運命なのです

一同「はぁ?
陸「はー…」

1佐「思い起こせば数日前…」

ここでしばし、つらつらと1佐の思い出話がドラマティックに繰り広げられる

1佐「そこで私はお気に入りのティーカップで…」
衛生「ねぇ…このどうでもいい話はいつまで聞くの?」

1佐「せっかちですねぇ。わかりましたよ、結論から申し上げますと『フー』が家出をして事故死したんです

空自「あれ?やっぱり話は飛ばすとわけがわからなくなるもんですかね」
航空「今俺たちは掃除機に関する話を聞いている?」
飛行「思っていた情報と違う…」
機甲「てか『フー』ってなんすか」

1佐「ロボット掃除機ですよ
一同「はぁ?

陸「1佐が『hoover』からもじってそう名前を付けたんだ。で、その掃除機を1佐が外に出したら、そのまま行方不明となってしまってな…」
1佐「あれです。猫って死期を悟ると姿を消すじゃないですか。つまりそういうことだと思うんです」

機甲「いや事故死してるっしょ…」
陸「翌日変わり果てた姿で…

1佐「新しいこの子が来ることを予感していたんでしょうねぇ…
一同「(…こいつぁーどうにもならないや…)

普通「陸さん。2代目を大切になさってください」
陸「3代目だ」



トリ

空自「じゃーついに、最後いきますか?」
陸自「そうだ、海自。トリだぞ!!
海自「なんか緊張するな」

機関「1佐のだろ?期待できるのかできないのか…」
陸警「先ほどの猫の話からどうにも期待ができなくなって…。でも若には喜んでもらいたい…」
海士兄「斜め上に行くと突き抜けるからなぁ…」
海士弟「大当たりか大外れって感じがする…」
航空「最後が最大級の機雷ってことは…」

1佐「では海自、お引きなさい!
海自「海自、行っきまーす!!

1佐「私のは現物ですよ。ま、別に私が欲しいものではないんですが」

海自「えっ…」

海士兄「引く前から…」
海士弟「海自くんに幸運を…!!!」
空自「Good luck to you !
陸自「ぼんぬしゃんすー!

するするするする~

空自「結構大きい箱だね」
陸自「なんだろ…?」

1佐「開封するときは慎重になさい。一応精密機械ですので」
一同「精密機械??」

海自「じゃあ…開けます!!

パアアアアアアアアアアアアアッ

一同「こっ…これは…!!!!!
陸自・海自・空自「PS5!!!!



有終の美

空自「ソフトも付いてんぞ…
陸自「すげぇぇぇぇぇぇ

海自「1佐ぁぁあああっ!!好きです!!!
1佐「な…なんですか、急に」

海自「だって!!これですよ!?よく買えましたね!!
1佐「はあ?馬鹿にしてます?蓄えはありますよ」

海自「いや金額じゃなくて、これ人気でなかなか買えないんですよ!!」
1佐「そうなんですか?特に苦労なく買えましたが」

空自「まさか…転売屋…?」
1佐「ヒヨコ。私がそんな所から買うわけないじゃないですか」

陸自・海自・空自「うわぁぁ…強運すぎる…

機関「いやー予想外だったなぁ」
陸警「若がすごく喜んでいるので、俺まで嬉しくなります」
海士兄「海自くうううう~ん!!よかったねぇぇぇ!!一緒にやろおおおお
海士弟「僕もまぜてぇ!!

陸「1佐が有終の美を飾ったな」
海「フン。ゲーム機などと、いつまでも子供だ」

特科「では酒にゲームに揃った所で第2ラウンドいきますか!
施設「そう言ってなんでお前は脱いでんだよ」

特科「読者特典だよ」
施設「まだ見てねぇよ」
普通「読者以外にも見えるからやめろ」

衛生「警務くん、アレどうにかできない?」
警務「(関わりたくない)」

陸「よし。俺は何か食べ物でも追加するか。普通、台所借りるぞ」
1佐「あら。陸さんの荷物って食材だったんですね」




てことで!この後もにぎやかな宴会が続きました~!前編、後編と長くなりましたが読んでいただきありがとうございました☆