普通さん家で☆(前編)
普通さんの家で皆が集まることになりました!時期的に年末(年始も?)。今回は集まるだけで長くなったので、2回にわけました。
いざ普通さん家へ
空自「陸自~普通さん家まであとどれ位?」
陸自「えーっと」
空自「F15が最大速度で飛び続けた東京~大阪間位?」
陸自「何て?」
空自「10分位?ってこと」
陸自「はじめからそう言えよ。まぁその位だけど」
空自「楽しみだなぁ☆。旧陸軍歩兵、現普通科の総本山でしょ~?」
陸自「失礼がないようにしろよ…。数多の歩兵が…」
空自「圧やばいから…」
陸自「っていうのは冗談だけど、俺が怒られるんだから」
空自「じゃ、いいや」
陸自「こら!」
空自「てか海自はもう着いてるかなぁ」
陸自「どうだろう。横須賀から来るからなぁ」
空自「あいつ場所分かるの?」
陸自「住所は伝えてあるし、陸警さんと一緒って言ってたから大丈夫でしょ」
空自「へー、あの若の人も来るんだ」
陸自「ハムの人みたいになっているな…」
空自「海自が『若』かー。時代劇か極道か…」
陸自「極道はマズいだろ」
空自「俺も言われてみたいな~」
陸自「飛行さんと航空さんに言ってもらえば?あんま違和感ないよ」
空自「2人は空じゃ変態だけど、俺としては神兵さんに呼ばれてみたい♪腕の立つ用心棒感にワクワクしちゃう♪」
陸自「時代劇かよ。ま、どっちにしろだーめ。てかお前の所の救難員もバケモノ感あるじゃん」
空自「そうだけど、象徴としていないし。もー陸自氏はケチですなー」
陸自「わかったわかった。じゃあ俺が呼んでやるよ。『若様~』」
空自「な~んか思ってるのと違う」
陸自「あのなぁ、俺ってチョイスも贅沢だと思うぞ。ま、呼んでやるのはF15が最大速度でってやつの東京~横浜間な」
空自「短かっ!」
キャッキャウフフ
海自「陸警さん、場所大丈夫ですか?」
陸警「大丈夫です。以前伺ったことがあるんですよ」
海自「え?旧軍時代??」
陸警「それもありますけど、戦後も。かなり前ですが。旧軍時代とはちょっと場所が違うんですよね」
海自「へ…へーー……仲いいんですね…」
陸警「そんな顔しないでください。基地を守るため、なにより若を守るためです」
海自「あっ、俺は別にそんな意味で…言ったわけでは…ゴニョゴニョ」
陸警「分かっていますよ。それより寒くないですか?」
海自「あー少し冷えますね」
陸警「これ使ってください」
海自「えっ!悪いですよ!陸警さんの首が寒いじゃないですか!」
陸警「大丈夫です。若よりも鍛えていますから」
海自「そ…そうですけ…ど…」
航空「おーい!」
海自「ん?あ、航空さん!飛行さんも、おはようございます」
航空「はよー。2人がキャッキャウフフしてるから声をかけるの躊躇しちゃったよ」
海自「えっ!?」
陸警「航空…お前だって同じことをするだろ?飛行さんもそうですよね?」
飛行「ああ」
航空「わー今俺寒い~」
飛行「凍え〇ね」
航空「冷たい~っ!」
陸警「すみません、飛行さん。航空、昔はこんな感じじゃなかったんですけど」
飛行「あー…そう…」
陸警「今は飛行さんが優しいから、甘えているんですね」
飛行「えっ…」
航空「陸警お前さぁ…そういう話は…」
陸警「間違っているか?」
航空「いやだからぁ…」
陸警「おっと。若、寒いですよね」
海自「だ…大丈夫ですっ。マフラー借りましたし…」
陸警「しかし、体に障ってはいけませんのでまいりましょう」
飛行「(なんか…なんとなく…恥ずかしい…やつ…だな)」
航空「(あ…ははは…)」
行ったっきり?
陸「1佐ー」
シーーーン
陸「1佐ー?」
シーーーン
陸「大佐ー!」
1佐「何度も呼ばなくても聞こえてますよ」
陸「準備はすんだのか?」
1佐「ええ。もう参りますか?」
陸「ああ。途中で海を拾っていく」
1佐「ほんとに海さんは上げ膳据え膳ですねえ。で?私はどうすればいいんですか?」
陸「車に乗るだけでいい」
1佐「あら。上げ膳据え膳ですね」
陸「今日は客みたいなもんだろ」
1佐「ほんとにそうですか?行ったとたん襲われたりしませんよね」
陸「どんな想像をしているんだ」
1佐「普通からにじみ出ているじゃないですか。海軍を快く思っていない感じが」
陸「そこはお互い様だろう」
1佐「否定はしませんが。ここに住む時も普通が強く反対しましたよね」
陸「そんなこともあったな」
1佐「てことはですよ…?陸さんが行って…素直に帰してくれますかね」
陸「は??」
1佐「それとも郷に入って戻ってしまうとか(ブツブツ)」
陸「普通の家ならすでに何度か行っているんだが…」
1佐「はっ!!…陸さん荷物が多いですね」
陸「あぁ」
1佐「まさか…『実家に帰らせていただきます!』的な…実家じゃないですけど…。先日の掃除機の件で嫌気がさしたんですか?」
陸「そんな事は…ない。というか実家…あ、海。遅くなると海が面倒なことになるから行くぞ」
1佐「ちょっと!その間は何ですか!あれは何度も言いますが寿命なんですよ!」
準備
機甲「しかしあれっすね。相変わらず農家の豪邸みたいな家っすね」
特科「それな」
施設「トラクターがねぇのが不思議なぐらいだ」
普通「おい。何がトラクターだ」
特科「てかよー、なんで俺達が準備の手伝いに駆り出されるんだよ」
機甲「こういう場合は企画したあの3人がするもんじゃないんすかね」
施設「あ、そうか」
特科「はっ!!!」
機甲「なんすか」
特科「海軍をシメる策でも講じるという…」
機甲「あー…普通さんなら」
施設「まじか」
普通「違うわ。思うところはあるが…。まったく、お前らが夜中に押しかけてきたんだろ」
特科「そうでした~」
施設「朝はゆっくりしようかな~って」
機甲「俺は遠いんす」
普通「で?準備は終わったのか?」
機甲「ちゃんとやったっすよ。机ならべて座布団も置いたっす」
特科「食いもんも頼んだやつは大体来てるぜ。飲み物もあんぞ」
施設「2階もお泊り用の布団、準備できてるぜ」
機甲「えっ布団あったんすか?」
施設「それがあったんだよ」
特科「聞いてねえぞ」
普通「お前らはその辺に転がってればいいんだ」
施設「あ。そういやよ、1階の奥の部屋、空いてねぇ?色々荷物置きてーんだけど」
普通「あの部屋は使わん」
特科「何か使ってんの?」
普通「うむ」
機甲「そういえばあの部屋は…閉まっていたからスルーしてたっす」
特科「まさか…変な性癖詰まってたりして」
機甲「え。ド変態…」
施設「機甲、普通がドМだったら喜んじゃう言葉だぞ」
普通「喜ばんわ」
特科「えー気になるな。見に行っちゃお~」
機甲「ほんとにド変態だったらどうするんすか」
施設「そんときゃそん時よ」
普通「お前らな…(怒)」
秘密の部屋?
特科「開けるぞ」
機甲「心の準備は出来てるっす」
施設「普通…、どんなお前でも見捨てないからな」
普通「うるさいわ。見たけりゃさっさと開けろ」
特科「行くぞ!」
スパーーーーーーン!!!
特科・施設・機甲「あ…」
〇 ● 〇 ● 〇
ピンポーン!
普通「誰か来たな。お前らわかっていると思うが、荒らすなよ」
特科・施設・機甲「…」
開かずの間?
陸自「普通さん!今日はありがとうございます」
空自「お邪魔します!わーい楽しみ~」
海自「あっ!陸自!空自!」
陸自「あれ?早かったな。陸警さんも参加ありがとうございます」
陸警「誘ってくれて嬉しいよ」
空自「飛行さんと航空さんもきたー!」
航空「やっほー」
飛行「おー空自ー」
普通「皆よく来たな。まぁ上がれ」
陸自「お邪魔します。あれ?特科さん達はもう来ているんですか?」
普通「ああ。今はあっちの奥の部屋にいるぞ」
陸自「えっ…あの奥の部屋ですか…?」
空自「なになに?なんか意味深だけど」
陸自「あそこは…『開かずの間』だと思っていました」
空自「え!そんな所あるの!?見たーい!!」
普通「…かまわんが散らかすなよ」
空自「やったー!!☆」
陸自「えっ…いいんですか…!?って空自待って!」
普通「…騒がしいやつらだ…」
航空「どうも普通さん。空自がなんかすみません」
飛行「すみません…」
普通「…いや」
航空「しかし…そんなミステリーな部屋があるんですか?」
飛行「興味深々かよ」
普通「別に秘密にしているわけじゃないんだ。ただ荒らされたくないだけで」
航空「それって…」
飛行「あー…」
航空「まぁでもせっかくなんで…俺らもちょっと覗かせもらおうよ」
飛行「確かに少し…気にはなっている」
普通「行ってもいいが、空自を見張っておけよ」
勧誘
普通「なんだかおかしな方向に…」
陸警「普通さん。ご無沙汰しております」
普通「おー。陸警。久しぶりだな。そろそろうちに来る覚悟はできたか?」
海自「ちょ…ちょっと、普通さん?!」
普通「水機団は興味あるだろ」
陸警「あー…まぁありますね」
海自「うぇぇぇぇ!?!…シャレにならないですよっ!!」
普通「うちは歓迎だぞ」
海自「こちらは大反対です~!!」
陸警「はは。普通さん、申し出はありがたいですが、若がこう申しておりますので」
普通「焦ることもないか」
海自「じっくり待たれても困ります~」
陸警「普通さんはからかっているんですよ」
普通「半分本気だぞ?」
海自「え~」
陸警「あの、特科さん達は向こうの部屋にいらっしゃるんですか?」
海自「陸自が『開かずの間』って言ってましたね」
陸警「ご挨拶も兼ねて行ってもよろしいですか?」
海自「俺もちょっと興味があったり…」
普通「ああ…まあ…いいが…」
あの部屋に吸い込まれていく面々
謎の部屋の正体
特科「こういうことか…」
施設「ちょっと圧があるな…」
機甲「てかあれずるいっす~!」
空自「あ!皆さんどうもー!って…ここが開かずの間?」
陸自「この部屋ってこんな感じだったんですねぇ…。空自、まじで荒らすなよ…数多の歩兵が…」
空自「わーてるよ!なんか軍服とかも飾ってありますけど、分厚い本も多いですねえ」
特科「連隊史、要は部隊史だけど多いなー…うちも種類では負けねえんだけどなあ。野砲、重砲、山砲、高射、野重とかよー」
航空「皆さんお久しぶりです~。わー…なるほど、なるほどこんな感じですかー」
飛行「資料館みたいだな」
航空「うちにもあるけど、ちょっとここまでじゃないかな」
飛行「お前の黄昏部屋な。ま、うちにもあるけど…ってみんな大なり小なり持っているだろ」
航空「黄昏って…思い出を大切にしているの。でもそれなら普通さんは…どれだけ抱えているんだろうね」
飛行「…想像がつかない」
施設「まぁ半端ねぇってことは確かだ」
特科「戦場を制するのは俺としても、日本陸軍は歩兵が中心だからなぁ…」
普通「ほーう。よくわかっているじゃないか」
特科「そこはどうにもならねぇだろ」
普通「まぁ。言うなれば陸軍、いや海軍も含め、皆俺の…歩兵のために存在していたと言っても過言ではない」
特科「お前なぁ…せっかくここにいるやつらがお前の苦労っつーか、立場を思い遣っていたっつーのに」
普通「最後の決は我が任務。わかるだろ」
特科「わーたわーたよ。どうにもこの部屋にいると分が悪いわ」
施設「これだけ囲まれるとなー」
普通「庭の倉庫にも色々あるぞ」
空自「秘密の部屋パート2」
陸自「もう秘密じゃないだろ」
普通「そっちは物が多いな。遺品なども引き受けたりしているから」
航空「数…すごそうですね…」
施設「入ったら転科させられそー」
機甲「でも!!でも普通さん!この…この軍服は…ずるいっす!!!」
陸自「その2着の軍服の何がずるいんですか??」
機甲「陸自。この2着の違いが判らねーの?」
陸自「違い…」
機甲「まじか。いいか?こっちは普通…ってか歩兵さんが着てたやつで、こっちは陸さんが着てたやつだ!!」
陸自「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!」
特科「まじでなんでここにあんの?」
施設「これは普通にずるいわ。いや普通がずるいわ」
飛行「ややこしい…。けどその気持ちはわかります。すごく懐かしくて胸にくるもんがありますね…」
機甲「わかりました。騎兵を受け継ぐこの俺がいただくっす」
普通「馬鹿野郎。だめに決まってんだろ。これは偶然が重なって奇跡的にうちに残っていた大切なものなんだ」
特科「さりげなく自分のと並べている所がいやらしいわー」
空自「普通さん!これ写真撮ってもいいですか?」
普通「かまわんが、あまり人に見せるなよ」
空自「陸自っ陸自っ!」
陸自「うっえっふへぇぇぇ!!!???」
空自「なんつー声だしてんの。一緒に写真撮ってやるから」
陸自「おじぇがいじまぎゅっ…!!!!」
特科「あー俺も撮ろー」
機甲「陸さんのピンで撮りたいんすけど、微妙に右のが入ってくるんすよねー」
普通「俺も入れろ」
突如始まる撮影会
思い出の品と勧誘2
特科「俺ももらっておけばよかったぁー」
施設「陸さんのは仕立てがめちゃくちゃよかったんだよなぁ」
機甲「てか軍袴まであるってなんすかね!」
飛行「しかし陸さんのとふ…歩兵さんのと、いずれもすごく丁寧に管理していますよね。俺もたまにメンテはしますけど、基本しまいっぱなしです」
特科「大体そんなもんじゃねーの?」
施設「飛行。ちゃんと工兵時代のも大切にしているか?」
飛行「それは…どこやったかな…」
施設「コラ!まぁいいや。今度勝手に探すわ」
飛行「えー…」
航空「でもやっぱりそれぞれ特徴がありますよね。ここは『歩兵』っていう圧がすごいです」
特科「まぁな。つってもうちでもさすがに大砲そのまんまはねえぞ」
航空「うちもプロペラとかですかねえ」
空自「へー…なんだかんだみなさん色々持っているんですねぇ…」
飛行「空自、お前が小さい時に描いた隼の絵もあるぞ」
航空「えっ。あれは零戦だよ」
飛行「隼だろ」
航空「ゼロ!」
陸自「どっちだったの?」
空自「描いた記憶がもうない…」
陸警「若、俺は若が描いてくれた俺の似顔絵持っていますよ」
海自「えっ…描きましたっけ…」
特科「あれ?今の声って…陸警じゃん!よーーーー!久しぶりだな!!」
陸警「すみません、なかなかタイミングが掴めずご挨拶が遅れました」
施設「おー。変わってねぇな」
機甲「誰しもそうっすよ。でもなんか相変わらずのこ綺麗さがらしいっすね」
陸警「皆さんには色々とお世話になりまして」
特科「で?おめーはいつうちに来んだよ」
海自「ちょっと!特科さんまで勧誘しないでくださいよ!」
施設「もうお守りはいいだろー」
陸警「ええ。若はとても立派に成長されて…」
海自「いやいやいやその言い方」
陸自「海自…ありがとう」
海自「あげねーわ!」
空自「じゃあうちで…」
海自「一番関係ねーわ!」
普通「まぁからかうのはその位にしてやれ」
海自「普通さんが一番最初に言いましたけどね」
特別と勧誘3
思い出部屋でひと騒ぎした後、機関、海士兄弟、輜重、衛生、警務、空挺が到着。
またさらにその後、陸、海、大佐が来ました。
〇 ● 〇 ● 〇
普通「陸さん。ようこそおいでくださいました」
陸「普通、今回はすまなかったな」
普通「いえ、いつもお世話になりっぱなしですのでこれぐらいは…」
1佐「海さんとは違った方向の和風建築ですね」
海「こんな所に住んでいるなら、もっと前から使えばよかったんじゃないか?」
陸「あのな、普通とてそうは帰ってはこれないんだ」
普通「あの…お二方もようこそ…です」
1佐「およそ歓迎している顔には見えませんが、まぁいいでしょう」
陸「普通、皆は揃ったのか?」
普通「はい」
〇 ● 〇 ● 〇
空挺「陸警くんさー、今度うちのイベントに遊びにおいでよ」
陸警「いいですね」
空挺「空挺館も見てさー」
陸警「そうなんですよね!あそこにはうちのも置いていただいて、ありがとうございます」
空挺「てか…今は陸警くんでいいんだよね」
陸警「あー…まぁ今はそうですね」
空挺「『特別』がつくやつはまたやらないの?」
陸警「んー、またやる時はあるかと思います」
空挺「でも、なんていうかつくづく特別系に縁があるね」
陸警「あはは、そうですねー」
特科「ちょっ~と待て。若干一部が置いてけぼりなんだが、『特別』って?」
陸警「あぁ、『特別警備隊』のことです」
空挺「海自の特殊部隊だよ」
海自「えっと、陸警さんにはそちらに行っていただいた時期もありまして」
1佐「また行ってもいいんですよ?『特別陸戦隊』から『特別警備隊』の特別繋がりで」
陸警「あ!1佐、海さん、おはようございます。陸さん…!大変ご無沙汰しております」
陸「話には聞いていたが、元気そうでなによりだ」
陸警「ありがとうございます。本当に色々とお世話になりまして…」
陸「今は仕事の方はどうだ」
陸警「基地など施設の警備は染みついていますし、若もお守りして…」
1佐「『若』?」
陸警「も…もちろん1佐もです。当たり前すぎて言わなかっただけで…」
1佐「そうですか」
陸「しかし、少しもったいない気はするがな」
海「何が言いたい」
陸「水機団はどうだ?」
海自「やっぱり水機団推しーーーー!!!!」
陸「上陸作戦も行っていたというのに。メナドでの働きは覚えているぞ」
機甲「『陸戦サン』は空挺作戦もやって、戦車も持っていたんすよねえ…」
海自「話の展開がガチでシャレにならないーー!!陸自!陸さんと機甲さんを止めてくれ!!」
陸自「俺にできるわけないだろ!」
海「陸、いい解決法があるぞ」
陸「なんだ」
海「水機団を海自に移せ」
海自「そっち!!!」
海「艦船の協力が不可欠だろ」
陸「そこは統合運用でだな…」
空挺「はははは。まーでも水機団を海兵隊にするならまずは独立しないとね」
陸警「あの…、なんだか話がどんどん大きくなって…。お誘いは嬉しいんですけど」
海自「陸警さんは今のままでいいんですーー!!」
新メンバー談義
1佐「しかし今日は一段と大人数に感じますねぇ」
海自「陸警さんが来ましたからね。海風が強くなりました」
海「こいつからどこまで海風を感じられるのか…」
陸警「皆さんほどではないかもしれませんけど…」
機関「でも着実に海自が増えているのはいいじゃないですか」
1佐「そういうあなたは口先だけで姿はどうしたっていう話ですよ」
機関「俺に言わないでくださいよ」
海士兄「言ってもガタイのいいおっさんってだけだからなぁ」
海士弟「おにーちゃん!でもー…最近はそのガタイがいいっていうのもちょっとあやしくない?」
1佐「昔みたいに缶を焚くこともないですからねぇ…」
機関「い…一応トレーニングはしていますよ!」
空自「なんかいいなぁー。飛行さぁん!航空さぁん!うちも増やしたいー!」
航空「俺達は少数精鋭なの」
1佐「航空も来てもいいんですよ。もとはうちのですから」
空自「キャプテンのいじわる!!」
飛行「うちで増えるっつったら…あれか」
航空「宇宙…」
空自「まだ若いけど…急成長中ですからね。よし!今に見てろー!新しい領域見せてやるー!」
特科「ならあとのサイバーと電磁波はどうなんだ?」
陸「サイバーについてはひとまずうちか?」
海「うちといっても統幕だがな」
陸自「電磁波については、うちは電磁波作戦部隊の全国展開を…」
海自「うちも電磁情報隊の新編…」
空自「うちだって電子作戦群に電波情報収集機RC-2の配備したんだよ」
1佐「新しい領域なんですから陸海空でどうこう言いましてもねえ…、これからの成長を見てみませんと。まぁいずれにしても、いつかはお披露目されますから」
衛生「そうですね。みんなすくすく育っていますよ」
1佐「あら小僧いたんですか」
衛生「見えませんでした?眼科を受診してください」
機関「その前に早く俺をお披露目してくれぇぇぇ」
海士弟「悲痛な叫び…」
海士兄「同情の気持ちは湧いてこないけどね…」
新メンバー談義2
普通「時代は戻ってしまうが、旧軍だったらうちのほうもいたんだけどなあ…」
特科「それって近衛か?」
施設「今もいるっちゃいるけど…今はうちとは言えないからなぁ…」
陸「アレは複雑なんだ」
陸自「…俺もあまりお会いした記憶がないです…」
機関「海さん、1佐。うちだとあいつはどうなんですか?海軍時代からいて、今も海自にいるじゃないですか」
海「あいつか」
1佐「いるにはいますねぇ…」
海自「あの方ですよね…」
陸自「え?他に誰かいるの?」
海自「いる。…んだけど…」
海士兄「機関さん、その人にも先を越されちゃったりしてね」
機関「なにぃ!?」
陸警「ただ厳密に言いますと、メタになりますが、構想としては私の方が早かったですし、その方はもっと古いですよ。表に出ていないだけで」
特科「すんげーメタだけど、そこまでひた隠しにするってどんなやつだよ」
海「どんがめ乗りだ」
空自「どんがめ?」
1佐「もぐり屋です」
空自「もぐり屋?」
機関「つまりは潜水艦乗りってことだ」
海自「来てくれたら嬉しいですけどねー」
陸警「ただちょっと…メタ的に難しいようなのでどうでしょうか」
海自「陸警さん、メタ界に詳しいですね」
陸警「長かったもので」
特科「どんな界隈だよ」
普通「いずれにしても発展していくことはいいことだ。まぁ俺が主兵であることには変わりないがな」
機甲「結局そこに回帰するんすね」
てことで!人数が増えると集まるだけで長くなってしまうというー!続編はいつものドタバタになります!